ああ。質問にはマイケルムーアに スーツを着せたようなXBが答えてくれた |
甚兵衛を着たXCは『あまりそういう話は しない方がいいんじゃないか』と言っていたが |
簡潔にまとめると、火星は地球と同じ次元、 同じルールの生命体が間違いなく存在していた |
しかもかなり様々な種類の生命体が居たらしい |
所謂知的生命体も存在していたというんだぜ |
おお!! |
その頃、他に太陽系で生命体が居たのは、 太陽と地球だったらしい |
太陽には今も生命体が居るらしく、 Aさんは太陽まで連れて行ってもらった んだ |
やはりバレーボールほどの大きさの、 緑の球をXは指差した |
それは地球の周辺にあったが、 Aさんはそれが太陽だとは気づかなかったぜ |
『燃えてないんだ?』と尋ねたところ、 |
『燃えてるのは表面というか、 君たちの感覚でいう表面だけ』だそうだ |
太陽は特殊な星で、 複数の次元やルールの合わさった星らしいぜ |
太陽が燃えてない…? よくわからないけど特殊な星なのね |
太陽をしばらく眺めていると中から人が出てきた |
太陽の住人は唐沢寿明に見えて、 とてもフランクに『おっす』と挨拶してきたんだ |
『太陽の生き物もアセンション移動できる』と、 |
X達が教えてくれたが、 Aさんには意味が分からなかったぜ |
マイケルムーアが3人と唐沢寿明… なにそのカオス空間… |
太陽の住人はX達と談笑した後、 Aさんに話しかけてきた |
『地球でしょ?君の住んでる所、珍しいね』、 ってな。 |
その後X達と『アクァッホじゃないんだ』、 みたいなこと言いながら盛り上がってたそうだ |
『アクァッホってなんすか?』と聞いてみたんだ |
太陽の住人が『火星で一番進んでた生き物』、 と答えてくれた |
Xが言ってた火星の知的生命体のことかしら? |
気になったので詳しく聞いてみたんだぜ |
ただ、火星が反映していた頃にはまだ 地球には微細な生命しかしかいなかった |
微生物みたいなものかしらね |
火星の人達は地球の生命体の探索を しょっちゅうやっていたらしい |
しかしそうした微細な生命体や、 虫の前身になる生命体しか居なかったそうだ |
そこでAさんが進化論について話してみたら、 信じられないくらいの大声で爆笑されたんだぜ |
そんなにツボに入ることなの!? |
『進化論なんていう地球内だけで 完結させるようなくだらない考え方はやめろ』 |
Aさんは太陽の住人にはそう言われたそうだ |
するとX達が太陽の住人に、 |
『お前達も太陽に集まる次元の中だけで 生きるのをやめたらどうだ』と言ったんだぜ |
なんとなく言いたいことはわかるような、 わからないような…? |
話を戻すが、しばらく経つと、 地球にも様々な生命体が現れそうだ |
それが所謂カンブリア紀の頃みたいだな |
太陽の住人が言うにはアクァッホ達の介入が 一番激しかった時期らしい |
火星から地球に干渉できたのね ところでアクァッホってどんな感じなのかしら? |
アクァッホは地球的な言い方をすれば、 哺乳類に一番近い生命らしい |
というより、順番は逆かもな |
逆? |
地球で後に哺乳類や爬虫類になる生物の起源を アクァッホが発生させたらしい |
火星とある程度同じ進化の過程を、 地球にも追わせようとしていたそうだぜ |
干渉ってそういうことなのね |
じゃあその火星の生命体は どうやって生まれたのか聞いてみたんだ |
すると太陽の住人が少し笑いながら 『俺達が分かれて住み着いた』と答えた |
太陽に住んでる人達が火星に分かれ住んで、 その火星の存在が地球に干渉したってこと? |
そういう流れらしいぜ |
そこでAさんは、そういえば月が見当たらない ことに気が付いたんだ |
そういえば出てきてないわね |
月を探していたらXBが、 『そういう、異物はここには反映されない』 |
と言うんだ。 |
詳しく聞いてみたら、 月は地球的な言い方をすれば人工物らしい |
アクァッホが地球をフォーマットする際に 使ったものらしい |
フォーマットって記録とかを消したり、 初期化することよね? |
そうだな。もしかすると地球の生命は、 何度もやり直されてるのかもしれないぜ |
なんだか怖いような、壮大で夢が広がるような、 不思議な感じがするわね… |
謎の宇宙人 アクァッホ |
アクァッホは地球にちょこちょこ来てるけど、 地球に定住したりはしていなかったのかしら? |
それが追々そうなったらしいぜ |
しばらくすると火星の中で、 一部のアクァッホ同士が戦争を始めたんだ |
住み心地が悪くなったことで、 多くのアクァッホが地球に一時的に逃げた |
その頃の地球はもう大気もウィルスも、 オリジナルなものになっていっていたらしい |
アクァッホにとっては、 あまり住みやすくはなかったようだ |
故郷は戦争、移住先は空気が合わないって、 どこも居心地が悪くてなんだか可哀そうね |
火星の方は核兵器をガンガン使って 星の表面を焼き続けたんだ |
ただし地球の核兵器とは仕組みとかが違う、 太陽の技術らしい |
確か地球の核兵器って核分裂で、 太陽は核融合で燃えてるんだったかしら? |
ああ、もしかしたらそういうことかもな |
それで火星がダメになったので一時的に停戦し、 火星を再生させる方法を考えようとした |
すると地球に逃げていたアクァッホから 情報が入ったんだ |
『自分たちに似た過程を踏んだ生命体が 地球にいるぞ』、ってな |
それで猿の祖先のネズミみたいなやつや、 恐竜とか、水樓生物とか |
様々な生物の DNA を解析したらしい |
アクァッホはこれらの生き物の DNA に、 アクァッホ自身の DNA をかけあわせた |
そうした生き物の種を作って、 ひとまず地球で発生させることにした |
それは何が目的だったの? |
アクァッホのDNA を引いていることが 重要だったんだ |
それにより頭脳の発達や、 火星への帰属意識も芽生えると期待したんだ |
そして彼らを労働力として火星へ テラフォーミングをしようという計画だったんだ |
この辺りで太陽の住人と Xが少し口論というか、 ちょっと揉めてたそうだ |
え、どうして? |
「最初から戦争目的だ』とか、 『偶発的に作られたものだ』とか |
そんな感じのことを話してたそうだ |
はっきりとはしてなくて議論がわかれるのね |
アクァッホのDNA操作によって、 暫くすると人類が誕生した |
そうした人類は4種類ほどいたらしい |
結構いたのね |
まず身長が3メートル近いトカゲ顔の人類 |
これがアクァッホに一番近いらしい |
そして猿の祖先の特性が強く出た人類が2種類 |
最後に、二足歩行する猿みたいなタイプの人類 |
これは博物館で人類の祖先として紹介される、 猿に近い原始人をイメージするといいらしい |
この4種類はそれぞれ、 別のアクァッホの勢力が作ったそうだぜ |
トカゲ顔の巨人はアクァッホにすぐに保護され、 火星再生のサポートのために火星に向かった |
やっぱり一番アクァッホに近いからかしらね |
ただアクァッホ達の気が変わったのか、 事情は不明だが別の星に行ってしまったらしいぜ |
二足歩行する猿のような奴は、 その後もあまり知的な進化はしなかった |
普通に猿として繁栄したらしい |
チンパンジーに似てるけど、 結局滅びてしまったらしいぜ |
え、それが人類の祖先じゃないの? |
Aさんもそう思って聞いてみたところ、 茶色のスーツを着たXAに |
『そう教わって生きてきたから仕方ないけど、ちょっと無理があるとは思わなかったの?』 |
って笑われてしまったぜ |
進化論全否定ね… |
『猿に人間が似ているからそう思った』、 と言うと |
『俺から見たら猿も人間もアクァッホの 亜種にしか見えない』、そうだぜ |
結局地球には猿の祖先の特性が強く出た 二種類の人類が残ったそうだ |
しばらくするとこの2つの人類が ある程度の文明を持てるようになったんだ |
それぞれ独自の発展をしていくんだが、あまり友好的ではなかったらしい。 |
この頃までアクァッホは空に住み続けてが、よく地上に降りるようになった。 |
そして紀元前8000年頃、アクァッホが地上に住むようになったとのことで |
今の中東地域だな |
次第に人類の2つの勢力で戦争とかするようになってきたらしい |
アクァッホはどうやってその統率を取るか頭を悩ませるはめになったんだぜ |
アクァッホも大変ねぇ |
古代核戦争の真実 |