息子が４月３０日で１歳になりました
１年前、予定日は４月２２日でした
お腹の中で元気に蹴りまくっていたので
これは予定日より早く出てくるなと思ってたのに
待てど暮らせど出て来ずで
平成希望だったけどこりゃ令和になるなと
平成最後の日を堪能しようと思ってたその日の
早朝から陣痛が始まり夜の７時過ぎに息子は
大きな鳴き声と共に生まれてきました
あの時のことは今でも夢だったんじゃないかと
思うくらい壮絶で感動的でした
陣痛の時こんなにも辛い出産であるならば
申し訳ないけど２人目は無理だわと思った
何度も失神しそうになり逃げ出したかった
でも本当に不思議なことにあの痛みよりも
生まれてきた幸せとこの１年間息子から貰った
幸せでリアルな痛さは忘れてるんですよね
だって地獄の採卵の痛みは今でも鮮明にはっきり
覚えているんですもん
未だにあれは２度と経験したくないです
不思議ですよね、人間って
あれから１年、色んなことがあったな
簡単に潰れてしまいそうな豆のような息子を
慣れない手つきで世話をしてました
おっぱいを上手に飲めてるのか不安でした
何で泣いてるのかひたすら考えてました
数時間おきにおっぱいやミルクをあげて
会陰切開の痛みに耐えながら授乳、寝かしつけを
ひたすらする日々で出産後の身体であっても
睡眠なんてないようなもんでした
そこから笑うようになって、首が座って、
寝返りをうてるようになって、ずり這いして、
ハイハイして、つかまり立ち、つたい歩き、
離乳食を食べれるようになって…
今では普通に歩き、言ってることを理解し、
少しずつ喋れるようになって、自己主張もして、
おっぱいも卒業して、もうしっかりとした１人の
人間として存在してる安心感があります
後どれくらいだろう
私を常に探し、私に付いてきて、私のそばにいて、
私に抱きつき、私の腕に抱かれ安心して頭を
肩に預け眠り、顔を擦り寄せ、キスをして、
どんな時もママを求めてくれるのは
口をへの字にして泣きながらも私のところまで
来て抱きつくあの姿を決して忘れたくない
私が面白いことをするのを期待してフライングで
笑いだすあの笑顔を忘れたくない
ああ、こんな日がいつか終わるだなんて
ああ、今の日々が貴重過ぎてたまらない
ああ、こんな幸せな時間は他にない
洗濯物を畳んでるそばから広げ出すことも
何度言ってもあちこちから物を出してくることも
口に入れた瞬間に口から食べ物を出すことも
ボロボロこぼしながらパンを食べることも
ご飯のついた手をブンブン振り回すことも
飲み物をこぼしまくることも
オムツ替えや着替えで暴れまくることも
時に発狂しそうになるけども
そんなことも全て簡単に消し去ってくれる
だってママのこと大好きなのがわかるから
純粋な心でぶつかってきてくれるから
破れそうな笑顔、笑い声がたまらない
グシャグシャな顔の泣き顔と大声がたまらない
あ〜愛おしい
あんなに不妊治療で苦しんできたし
もう私は母親にはなれないかもしれないと
常に覚悟をして胸を締めつけられながらも
辛い治療に耐えていた私なのに
体外受精という医学の力を借りることで
こうして目の前に１人の人間として息子が
いることがあまりにも奇跡すぎて有り難くて
不思議で不思議でたまりません
命って、人間って本当に素晴らしい
そしてどんな人間であっても生まれてきただけで
本来誰もが人を幸せに出来る存在であることを
改めて教えてもらいました
息子よ、愛してるぞ
これから先どんなに怒鳴りまくっても
文句を言っても何があってもママはお前のことを
これからもずっとずっっと愛してるぞ
大きくなぁれ
人を幸せに出来る人間になりなさい
人を幸せにすれば人を幸せに出来た幸せと
必ずいつか戻ってくる幸せできっと自分自身が
何倍も幸せになれるはずだから
そして幸せに生きていきなさい
泣きなさい
笑いなさい
いつの日か いつの日か
花を咲かそうよ