“ 薫風のしっぽ ” ... ⑬ 温かい芝生のベッド | 柴犬 風花丸♡ 19歳になりました!

柴犬 風花丸♡ 19歳になりました!

2000年2月10日生まれの、優しいお爺ちゃん犬です。

【 薫風 ( くんぷう) は、風花丸のお母さん犬です。2017/2/2 に、18歳8ヶ月で天寿を全うしました。薫風なくしては風花丸を語れず ... 。薫風の最期の1年半を、“ 薫風のしっぽ “ シリーズとして、記憶をたどって書いておきたいと思います。

自分のための ... 、これからの風花丸のための ... 薫風のお話です。】

 

✴︎

 
 
2016年も、もうすぐ終わる頃です。
 
 

 
全身麻酔をしての腫瘤切除手術をしてから、2週間が経とうとしていました。
 
 
 
年末恒例の家族写真も、無事に撮れました。
 
 
薫風のお世話の殆どが、大きくなったイボの手当だったので、私がしてあげるサポートは、
とても楽になりました。
 
薫風の生活は、起きてオシッコをして、ご飯 ( 流動食 )を食べて、お水を飲み、
動き回って、ウンをしてスッキリして、寝る、というパターンです。
 
以前のように大きな声で泣き叫ぶような事は、ありませんでした。
 
 
オシッコもウンも、パンツ にしますが、
 
( パンパースパンツにシッポが通る切り込みを入れてあります )
 
必ず起き上がって、いつものスタイルでするので、可愛いです♡
 
 
筋力も衰えているので、筋トレもしていました。
 
 
 
ボールを使った筋トレです。
 
 

 
サークルの周りをくるくる歩き回る、“ サークル・くるくる ” に疲れると、お座りして大人しくしています。
 
そういう時は、抱っこして庭に出て、ゆらゆらしながら子守唄を歌います。
 
たいがい「 ブラームスの子守唄」や「 星に願いを」、「メモリー (キャッツの ...) 」、童謡です。
 
歌詞が分からない所は、ラララ ...、ルルル ...、または鼻歌です。
 
薫風は多分、ほとんど耳が聞こえない様子なので、歌った時の私の胸の響きが、
抱っこをした薫風に伝わると思っていたのです。
骨伝導 ... みたいな。
 
薫風を抱っこして、ゆらゆらして、子守唄。
 
そして時々、一緒にお昼寝 ♪
 
私の幸せな時間でした♡
 
 

 
年が明けると次第に、サポートしてあげる事も少しずつ増えてきました。
 
横たわったまま手足を動かしているので、起こしてあげると、いつものように
オシッコやウンをして...。
 
というように、自力で起き上がるのが難しくなってきました。
 
手足を動かしていても、薫風は何も言わずに大人しくしているので、
家族からは「 起きているんだね」と確認されるだけで済まされてしまう事が多くありました。
 
( 私には、一生懸命に起き上がろうとして、もがいているように見えるんですけどねぇ。)
 
そういう時は、パンツにウンをして、お尻も汚れてしまうので可哀想です。
軽い汚れの時は、ウェットシートで拭いて、 ひどく汚れてしまった場合は、
お尻だけシャンプーしていました。
 
ベビー用のウェットシートは、流せる物と流せない物を用意して使い分けていました。
 
さて、“ サークル・くるくる ” も、スピードが増して早くなると、足がもつれて追いつけずに、サークルに倒れこんでしまいます。
勢いあまって、倒れ込んで一回転して、そのままサークルの中に収まっている時がありました。
本人もキョトン状態ですが、危ないので、さらに目が離せなくなってきました。
 

そういうお世話は、夜中ももちろんありました。薫風はたいがい、2〜3時間毎に起きます。

後始末などをしていると、私が続けて取れる睡眠時間は、たいがい1〜2時間でした。

 

娘が産まれた頃の夜中のサイクルと、似ていて懐かしい感じでした。

 

薫風の様子で、寝てもまた、すぐに起きてしまいそうな時は、私は寝ないでいました。

一度横になってしまうと、起きられない気がして ...。

 

そういう時は、リビングのカーペットの張り替えなどの模様替えを、薄暗い中、静か〜にしていました。

 

真夜中だけど、動いていないと寝ちゃいそうだったので ... 。

 

 

 
 
薫風は若い時から、外にいるのが大好きでした。
家の中にいても、いつも窓際で外を眺めて、そのまま寝てしまう子でした。
 
薫風のために引っ越してから、庭に置いた芝生です。
この日は、暖かい小春日和でしたので、庭に連れ出して、お尻も解放 ♪
 
芝生の匂いを嗅がせてあげたくて、寝かせたのだけど、芝生で顔がチクチクしたら可哀想と、
薫風が履いていたパンツを枕にしました。
 
( それも、可哀想じゃない? って言われそうだけど、大丈夫、汚れていません!)
 
 

この日は本当に、穏やかな様子の薫風でした。

 

 

 

暖かい冬の陽射しが、枯れた芝生を温めて、

薫風のための “ 芝生のベッド ” を用意してくれたのでした。

 

 

最後の芝生の ... 温かなベッドでした ♡