舌打ちをされてしまった。


3人連れてレンタルショップに行った時。
階段を登ろうとして左右の手すりに子どもが散ってしまたその時、後ろから聞こえてきた。



ここでは人に迷惑をかけるかもしれない、と予め心つもりが出来ている場合には、最初から赤べこ状態だったり、相手の顔を見ようなどとは思わないけれど…

初めての舌打ち、緊張もしてない場所だったこともあり、相手を見てしまった。

年配の女性だった。


傷つかない自分がいた。
邪魔だったよな、素直にそう思う。



場所を譲り頭を下げた。




以前読んだ小島慶子さんのコラムを思い出した。
電車で子連れに文句を言う人の話だった。
「誰でも人の手を借りる状況にはなりうる」


そうだ、赤ちゃんや子どもはもちろんだけれど、
怪我をしたり、ハンディをもったり、歳を重ねて誰かの手を借りなければならない場面は、誰にでもある。




徳を積みたいわけじゃない。

でも、どこかで信じてる。

舌打ちは返ってくるんじゃないかな。