わたしは
自分の持ちものは
自分で持つタイプです。
 
 
そして
他人の持ちものは
持ちたくありません。
 
 
むかしは
他人の持ちものまで
自ら背負いこんでいました。
 
 
でも
そんなことは
もうしなくていいと
思えるまでになりました。
 




たとえば他人からの意地悪を
「いじわる」という品物に
置き換えてみます。
 

わたしに意地悪する人がいたならば
その意地悪な気持ちや行為は
その人の持ちものです。
 
 
意地悪をされたのは
確かにわたしであるけれど
 
 
わたしは
その人の持ちものである
「いじわる」を受けただけで
わたしの持ちものでは
ありません。
 
 
意地悪を受けたとき
こころのなかで
「それはアナタのものでしょ。
わたしは受け取りません」
そう思えるようになりました。
 
 
そうすると
わたしはキリッとした顔つきになって
相手は思惑が外れた風の
肩透かしをくらったような顔を見せます。
 

そうなれば
わたしの思う壺。


相手は、たちまち私の壺入り。
わたしの壺に閉じ込められます。


蜘蛛女より
 
追伸
イジワルな相手はこちらの反応を見て楽しんでますよね。たとえ心のなかはどうであれ、能面のように顔色を変えずやり過ごす。上手くいけば不気味がられて効果的です。