震災雑感
震災後のことを少し考えている。
これで電気自動車の普及には影響が出よう。
地方公共団体はCO2削減のため率先して電気自動車の導入を
推進していたが、全ての公用車を緊急用車両と認識する必要が
あることが明白となった。
ガソリン、経由を燃料とする車両は燃料を入れれば即座に
使用することが出来るが、充電に時間を要する電気自動車を
即座に使用できない場合の影響を考えざるをえないからである。
東京電力が推進していたオール電化も見直さざるをえない。
前提としていたクリーンエネルギーの正体が、原子力であり、
想定外とはいえ事故の可能性、点検による稼動停止等により、
電力の供給に限界があることが明示されたあとに、オール電化が
進むとはかんがえられない。
電気自動車により石油会社を追い詰め、オール電化により
ガス会社を追い詰め、エネルギー分野を独占しようとしたとしか思えない
電力会社の責は重いと言わざるを得ない。
今回の地震による燃料不足は、ガソリンスタンドの数の減少も
影響していることは明らかである。なぜガソリンスタンドが減少
したのか、考える必要がある。今後もガソリンスタンドは減り続ける
ことが予想されるが、はたしてそれで良いのだろうか。