テレビがスポーツを駄目にする。
フィギュアスケートのグランプリシリーズ、ロシア杯が終了した。
結果はニュースとして、新聞、テレビが伝えている。
しかしどうしてロシア杯は番組として放送されなかったのだろう。
端的にいえば、浅田真央、安藤美姫が出場していないからだと
しか思えない。村主、中野では視聴率がとれないという判断
によるものとしか思えない。
浅田、安藤の出場する試合も、時間の長さのわりには、他の
選手の演技は殆ど放映されない。せいぜい6~7名ぶんが
放送されるだけで、あとは浅田なり安藤なりの過去の演技、リンク外
の様子が映されるだけである。
出場者全員は無理かもしれないが、できるだけ多くの出演者の
演技をうつすべきだといいたい。
全体のレベルを知り、演技を理解するには、ほんの数人では
物足りない。
加えて過去の演技は、流す必要があるのか。野球で前年の
ホームランのシーンばかり流すことはありえないし、たとう三冠王を
とったとしても、次のとしに三冠王の誰々などという呼称をつかえば、
単なる笑いものであろう。
しかしフィギュアでは王者浅田真央などといい続けているのは
あまりミットもよくはない。
全ての選手が去年より今年、昨日より明日と努力しているのを無視する
なさけない権威主義である。
このようなテレビの放送姿勢をみていると、浅田真央、安藤美姫が
現役を引退したあとは、いったいフィギュアスケートは番組として
放送されるのであろうかという、素朴な疑問を感じてしまうのである。
オグシオ解散によってバドミントンも、今後どう放送、報道されるのか、
さびしい限りである。