元厚生事務次官襲撃はテロなのか。 | 橘 白扇 のひとりごと

元厚生事務次官襲撃はテロなのか。

どうもテロだと言われるとしっくり来ない。

ちょっとテロの定義を引いてみた。


 テロリズム  Terrorism


   一般に恐怖心を引き起こすことにより特定の政治的


   目的を達成しようとする組織的暴力行為、またはその手段


   を指す。


どうみても単なる連続殺人であって、テロと呼べるものではない

と思われる。 日本語があやしい総理大臣がいる国だから、

政治家全般の教養レベルに疑問符がつくのはやむを得ないが

知性を誇る?マスコミまでもテロなどという表現をむやみに

使うのはいただけない。


 テロだなどといわれると、本来誤った年金制度への単純な、

馬鹿な犯罪を政治的なものとしてしまうことになる。

まねをする馬鹿が続かないためにも、単なる殺人として処理

されるべきものであろう。


 それにしても、死者に鞭うたないのが美風とされるとはいえ、

こぞって被害者をいい人だったとする風習もいいかげんにすべき

ときが来ていると思う。

 年金制度は制度自身に欠陥があったのか、運用に欠陥があったのか、

いずれにしても、事務方の最高責任者は事務次官である。

歴代の次官たちが、現在の状況に目をつぶって知らぬ振りで、第二、

第三の職場で指導的役割を果たしている事には、釈然としないものがある。

 

 しかし、いったいどうして被害者たちの住所を犯人が知っていたのだろうか。


 社会保険庁、厚生労働省の内部資料が漏洩していないことを節に祈る。