マザーのホームへ面会予約の電話をした際、「隣にお母さんいますよ、変わりましょうか?」と電話を変わって下さいました!





マザーがホームに入って以来、電話で話すのはこれで2度目。初めての時、まさか電話を変わってもらえるなんて夢にも思ってなくて、えええ!?良いんですか?と驚いた記憶がある。





ホームの職員さんに頼めばマザーと電話で話せると知って以来、折に触れてマザーの声を聞きたくて何度も電話しそうになったけれど、何となく職員さんに気兼ねして頼んだことはありませんでした。





今回も思いがけず電話で話せる事になって、心が躍るほど嬉しかった♪





電話口の向こうで職員さんが「娘さんですよ、もしもしって(電話に話しかけて)」と母に言っているのが聞こえた後、ガサガサの声が『もしもし』と。





私は大きな声で呼びかけるけど、向こうからはボソボソと何を言っているのか聞き取れない。





それに元気な頃のマザーの声と全然違っていて、この声の主は本当にマザーなの?もしかして職員さん人間違えしてない?なんて疑わしく思ってしまうほど。





でも、やっぱりマザーだな。と思ったのは、私に話しかけてきた内容が前回の電話の時と同じだったから。





『ここ(マザーが居るホーム)の(電話)番号分かる?』





前回電話で話した時は、今回よりもう少ししっかりと話せていたので、マザーから『また電話ちょうだいね』と言われ、『ここの電話番号分かる?』と聞かれた事があったのです。





今回もその時と同じだったので、この声の主はやはりマザーだ!と確信したわけで。その瞬間まで、マザーの声を疑ってしまった自分が恥ずかしい。娘失格です。





(  -᷄ ω -᷅ )











マザーがまだ実家で暮らしていた頃、認知症が進み、よく何十回も電話がかかって来ていました。





あの時の私はマザーにウンザリしたり、冷たくあしらったり、邪険にしたり。最悪な対応をしてしまった。ごめんなさい、マザー。





あと何回マザーと電話で話せるだろう?マザーと電話で話せる瞬間がこんなにも幸せな事なんだと、今さら気付きました。本当に今さら。