(もう2週間前の話ですが、)オバB(母の妹)と従姉妹を連れて母の面会に行って来ました。






この前日に姉と私の2人で面会した時、母はとても調子が良かったので、仲が良かったオバBとの再会はきっと喜ぶだろうと思っていたのですが…。






施設に到着して、オバBが入り口からフロアの中を覗いていると、職員さんが母を支えながら歩いて来てくれました。






私は見慣れているので直ぐに分かったのですが、オバBは至近距離に来るまでそれがマザーだとは気付かず。別人だと思っていたようで、「え!あれがY子(マザー)ちゃんなの?」と驚いていました。






それもそのはず、二人が最後にあった3年前とはまるで別人のマイマザー。身体は痩せこけ、身体は前へ大きく曲がり、介助されなければ歩くこともままならない。






この半年間の衰えに、私ですら気持ちが追いつかないのに、70年以上姉妹をしているオバBにとっては尚更ショックだったことでしょう。






フロアの中に入り、オバBが母の元へと近づき「B子だよ、久しぶり!」と声をかけますが、母はキョトン。オバBの事が誰だか分からない様子。






マザーの部屋で改めてじっくりと顔を見ながら話しかけても、B子だと名乗っても、『B子さん…?』と初めてのような不思議そうな表情でした。






一方で、一緒に来ていた従姉妹には興味津々。従姉妹が母の横に座ると、ほっぺたを触ったり繁々と顔を見たり。オバBを懐かしむどころか、従姉妹の若さに惹かれているようでした(笑)






オバBが持参してくれた田舎寿司を一口食べた程度で後はボーッとして反応も弱かったマザー。私は遠方からわざわざ来て下さったオバBや従姉妹に申し訳ない気持ちになりました。






面会に行った時にいつも歌う童謡を歌うと、ボソボソと口ずさむように一緒に歌ってくれたので、少しホッとしました。






小一時間ほどで面会を終え、フロアを後にする際、オバBは後ろ髪を引かれるのか、なかなか母と離れる事が出来ませんでした。






母の状態やオバBの年齢を考えても、これが今生の別となる可能性があるのだから、無理もありません。






考えてみれば、オバBにとって、この実家県に来ること、滞在中にすること、会う人、そのすべてが最後になるかもしれないのですから感慨深いはずです。(機会があれば何度でも来て頂きたいけれど)






これが最後になるかも知れない。そう思いながらのオバBの旅はきっと辛かっただろうな…と。もう少しオバBの気持ちを察することが出来たら良かったな。と反省。






そんなこんなで、今、再び実家へ帰省する飛行機の中です。いつもは4泊5日だけど、今回は3泊4日と弾丸。羽田空港の時点で疲れてしまって、実家県で動けるのか心配です。






では、また