4歳年上の姉がいます。知的障害があり、現在は自宅から実家市内の福祉作業所に通っています。





長年 私は関東で暮らし、母と姉は実家地方で二人暮らしをしていました。そんな2人のバランスが母の認知症で崩れ始めたので、姉が落ち着いて暮らせるグループホームを探す事になりました。





母の時のような介護保険ではなく、53歳の姉の場合は障害者福祉サービスでの施設探しです。










1件目

こちらは10日ほど前に見学を済ませています。過去に遡って書いています。





1件目の施設は、実家市の中心地に近い抜群の立地、公共交通機関が複数利用可能、開設3年という新しさ、姉の土地勘がある地域、作業所までの通勤時間が短縮できる。という好条件。





パンフレットを見ながら、姉は「ここで暮らしたい!」と乗り気でしたが、利用料金が姉の障害者年金を遥かにオーバーしてしまうので、私的には不安を感じていました。










いざ見学に訪問すると、お約束していた先方の責任者の方が急用で不在。あまり詳しい事は分かりませんが…という前置きで、違う職員さんが対応して下さいました。






施設は4階建てのビル。1階エントランス、2階デイサービス、3〜4階がグループホーム兼ショートステイという作りでした。






2階のデイサービス空間はとても広く、沢山置かれている椅子の好きなところで、利用者さんが個々に静かに過ごしている様子。職員さんも複数いらして、デイサービス時間中は必ず看護師さんも常駐しているとの事。






次に居住空間となるグループホーム階を見学。完全個室。ベット、テーブル、テレビ、トイレ、洗面所が備え付けてあり、築浅なのでとてもキレイ。食事とお風呂の時に部屋から出るだけで、あとは個室でゆっくり過ごせそう。グループホームの1室がショートステイとして解放されているとの事。





姉は人見知りでマイペース。自分だけの空間や時間が大切な人。それにマンションでの一人暮らしにも憧れています。だから、こちらの施設のような独立した空間があれば落ち着いて過ごせると思いました。





上記のように色々と見学した後に、職員さんとの面談をしたのですが…そこで衝撃の事実が発覚。





こちらのグループホームは、就労が困難な方向けで、夜は3〜4階のグループホームで生活し、昼間は2階のデイサービスで過ごす決まり?契約?との事。その為、姉のように福祉作業所で就労している人はグループホームに入所できないらしい。





付き添って来てくださった姉の担当相談員さんも、え?そうなんですか?と初耳だったようです。そもそも対象外だという事に、姉は意気消沈。





ただし、ショートステイとしての利用は可能で、ショートステイの利用者が日中に作業所などに出かけるのは問題ないとの事。





そんなこんなで、姉は入居対象外なのでグループホーム探しは振り出しへ戻りました。でも、私的にはショートステイ先としては良さそうなので、私が不在になる時などはいざとなれば、こちらのショートを利用したいと思いました。





帰宅後、姉は半べそをかきながら、もう家で一人暮らしすると言い始めるし…。やれやれです。