マイマザー。最近ではテレビやエアコンのリモコンと、自身のガラケーの区別が出来なくなりました。





テレビのリモコンボタンを押してから、耳にあてて電話をかけようとする仕草は、笑えるような…ホラーのような…。(苦笑)





大概、自分で適当にどこにでも置くので、いつも行方不明になるガラケー。良く探しもせずに、身近にあるリモコンを携帯電話だと思い込むようです。





一昨日、マイマザーのガラケーの履歴を見ると、やたら滅多に多方面へ発信していた形跡があり、その内お一人の方から律儀に折り返し連絡が来ました。





その方は数十年前の職場の同僚の方で、マイマザーの記憶の中にその方が残っているのか否かは不明。折り返し連絡が来た時、先方に『あなたはどこに住んでるの?』とか『私はお街に住んでるの』と繰り返してました。





そんな事から、ガラケーの電話帳機能に登録されている電話番号で、お店などの使わない番号と、現在お付き合いの無いと思われる方の番号は削除する事に。





マイマザーが認知症になってから、色々トラブルを起こしたので、周りの人は殆ど離れて行き、マイマザーが今回のように連絡しても相手にされなくなっているのです。





沢山の番号が登録されている中から、使われてない連絡先を選択→削除というボタン操作をすると削除できるようなのですが、私がどうやら全選択→削除を押してしまったようで、誤ってマイマザーの電話帳の中身を全て消してしまいました。





ヽ( ̄д ̄;)ノ
やっちまった。





私の手元で分かる連絡先、姉・私・オバA・オバBの電話番号は登録し直しましたが…数百件あったマイマザーの華麗なる交友歴は跡形もなく消えて、ごく限られた親族だけになってしまいました。まるで、今のマイマザーのリアル世界と同様に。





マイマザーの歴史を消してしまった罪悪感でチョッピリ落ち込んでいましたが、それも束の間。






目の前にいるマイマザーから私への謎の鬼電が始まりました。少しやり取りしては切る。そしてまた電話がかかって来るの繰り返し。












どうやら、私がマイマザーの電話帳を消してしまった事で、私の電話番号が電話帳の一番先頭に表示されるようになったようで。






マイマザーがそれを見ては、『あら!あんたの電話番号を見つけたわ!』と電話をかけて来る。そして勿論、秒で忘れるので、また電話帳の私の電話番号を見つけて発信する…の繰り返し。






なんせ電話帳の登録件数が4件なので、圧倒的に電話番号を見つけやすくなりました。あはは…