ここ2日
ずっと頭痛が続いている
ガンガンと響く痛み
頭痛薬を飲んでも効かない





こんなふうに
少し体調が良くないだけで
テキメンに心も弱くなる





母の腰に湿布薬を貼り
ずらしていたおパンツを
あげようとしたら、





そのおパンツには
私のイビツな文字で
母の名前が書いてあった





肌着にも
ハンカチにも
靴下にも





私が自分で
母の名前を書いておきながら
それを見てハッとする




私のお母さんは、
私のお母さんは、、
そうなってしまったんだな





持ち物すべてに
名前を書かれるように
なってしまったんだな





そんな現実が突如
私の中で大きく膨れ上がる





その現実が
カチコチな恐怖へと変わり
最終的には私の体内に
どんどんと積み重なって行く





母の老いが怖い
それを背負うのが怖い





お母さんが
いつか死ぬのが怖い