冷や汗乗務 | ぼんくら雲のすけのブログ

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双極性障害手帳2級
障害厚生年金2級
二型糖尿病 直近ヘモグロビンA1c6.4
失業保険7月初旬で終わりますので就職しないといけません。
去年の年収は145万8903円でした。

前日の疲れもあり遅めに出庫

無難に6時間半程度眠ることができたのだが、睡眠の質はよくなかったようだ
言葉では言い表せないが、体がムズムズだるい感覚だ夜勤になってからずっとそうなんです・・・

そもそも夜勤の時点で、睡眠の質を求めるのは間違っているのかもしれない
やはり解決策は睡眠時間を増やすしかないだろう、10時間寝れれば、まがりなりにもスッキリするのだ
夜勤には、その程度の長い睡眠時間が必要なのかもしれない

問題は目が覚めてしまうことで、これはそのうち改善しなければ、自分の体と真剣に向き合いながら解決策を探していくしかない

まぁいいや

前日とは違い、1990円とか2080円とか1000円代後半とかが多くて非常に楽であった

ピークの時間にクソ雨が本格的になってきて土砂降りになっている
傘も持たない行き当たりばったりのゾンビ達を見捨てつつ、乗り場に集中するのだが・・・

今日も運転の調子が悪い(元々ヘタなんだけどさ)
特に足の調子が悪く、ブレーキのタイミングが微妙に狂っている

調子のいい時ならば、体と車が一体化するような感覚があるのだけれど

そのせいか、ピークの時間になっても売上は普段通り位であった
動きも良く、単価も悪くないのだが肝心の自分の調子が悪いので、営業回数マイナス1回か2回という所かな・・・

乗り場は長蛇の列である

客「○○郵便局のあたり」

私「○○郵便局?○○女子高のほうを通りますよね?」

客「そうですね」

少し困った、2回位しか行ったことのない場所でだいぶ前のことである
方角は検討がつくのだが、たまに行く場所の延長線上にあるレアな場所である

最寄り駅の関係だろうか、私の乗り場からそこへ行く客は少ない

○○女子高のあたりにさしかかり、客に指示をあおいだが、客もよくわかっていない様子だ、これは困った(>_<

車はどんどん進んでいく、時間勝負である
客の希望する町名は横に長いので、手前から入る必要があるだろう

客「○○公園まで行けばわかりますけど」

私はとっさに左に曲がった
住宅街の中の住宅街といった所でヘタをうてば行き止まりに迷い込むこともありえる

私はチラチラナビの地図を見ながら、一か八か斜めの一方通行に入った

○○公園であれば、迷いなく行けたのに、なんとか挽回できるか

とっさの綱渡りが成功し○○公園の真ん前に出ることができた
驚くことに、正規の道より90円程安く到着している(信号なし&斜めの道の影響か)

偶然の産物ではあるが、誉められたモノではない
そこからは客の指示で無難に目的地に到着した

私「ありがとうございます1990円でございます」

客「お釣りはけっこうです」

まぁ、客からして及第点をもらえたようだが、自分の能力のなさにはあきれるしかない
自分の持ち場から1990円の所がわからないんだからさ・・・

戻って一発目、再び難客にあたってしまった(>_<)

客「○○病院のあたりです」

私「ルート確認させて下さい(汗)」

客から了承を得てナビを入れても、国道を無駄に真っ直ぐ行って左に曲がって、県道を戻るようなルートしか表示されない
これはどう見てもめちゃくちゃなルートで、2キロは遠回りであろう
まずいことになった・・・

正規の道からして、裏の裏を行く川沿いの砂利道を走るようなルートである(ごくまれに、裏の裏を行かないと400円から500円高くつく難儀な場所がある)
最寄り駅と乗り場の方角の関係で、ほとんど出ない激レアな場所であり、前に一度行った時は昼間であったし、客の指示があったのだ

夜中で土砂降りの雨で視界も悪く、事実上自力での到着は不可能だろう
オーラス前につき、他のタクシーに迷惑をかけるわけにもいかないし、このお客さんも悪くない、全て私の能力のなさが原因である

最悪自腹を決め込み車を発信させる

国道を使う時点で正規の道ではないのだが、少しでも安く抑えられればと途中考えながら車を運転する

新人の頃は、毎出番のようにこんなコトがあった
距離があればまだしも、近くてもわからず新人トークと、客に教えを請うことできりぬけてきた

近い場所がわからなければ、客に?という顔をされたり、罵声とはいかなくとも心ない言葉を浴びせられたりしたモノだ

特に、「プロ」として意識うんぬんや、「現場に出てる以上」うんぬんの話
他の運転手も、そういった経験があるようだ
私の立場として、一言書きたいこともあるのだが、それは別の機会にすることにする

冷や汗を書きながら、頃合いを見て国道を左に曲がる
客に聞いても反応は薄いので、よくわからないようだ

住宅街を直進し何とか2キロ近くショートカットすることができたが、料金は3070円であった
おそらく200円程度高くなっていると思われる

私は自分から「端数のカット」を客に申し入れて、客もそれを了承し事なきをえた

ド新人の頃であれば3600円程になっていたであろう
そうなってくると、自腹も70円ではすまないしそれ以上に話も大きくなってしまう可能性すらある

なんとか3070でまとめることができたのは、進歩というよりかは
ごまかしの類の技術であろう
ただ、この仕事をやっている以上それも大切な技術のうちである

つづきます