後編を見て まず驚いたのが 主人公のベルの事。 私は 彼は「前編の冒頭、艦隊戦の場面に登場した海軍士官」であって、戦死後に少し若返って「龍の歯から甦ってきた」のだとばかり思っていたのに。 で、無いのなら あの完成度の高い海上シーンは何だったんだ。
録画してあるのを 何回か繰り返して見ないと 設定やディテールが理解できにくいのは 宜しくない。
前編が「千と千尋」の雰囲気だと感じたが、後編は明らかに「もののけ姫」バージョンだ。 なんでもかんでもジブリと比べるつもりはないけれど、あまりにも近距離っぽいのだもの。
ところで竜の持っている柄杓と土ならしみたいな物体は、なんじゃろうね。 なぜ持ち歩いて飛んでいるのだろう。 説明する気はないのか。
ともかく いたるところで不明瞭な事ばかり。 ファンタジーで包んで済ますつもりらしい。不愉快だ。
最後に 物語の未来を 途中で(最初は絶対にダメ)見せるのは 止めてほしい。 どんなに龍が窮地に陥っても「先には大丈夫なんだ」って分かっちゃって ドキドキ出来ないじゃん。
総合評価で、50点です。