こんにちは。

to-mommyです。


はじめに。

議論するつもりはありませんので、コメントは閉じて投稿させていただきます。


 

合理的配慮

「合理的配慮」と聞いて何が思い浮かぶでしょうか。


発達障害(以下、特性っ子)を持った方々に用いられることが多い言葉なのですが、近年わりと認知されてきたなとは思いますが、それと同時に何でもかんでも「合理的配慮」を主張される方も増えてきたなと感じています。


要するに、定型発達ならできて、特性っ子には難しい事柄について、特性っ子にのみ特性に合わせた方法を提示することです。


これ、公立でならそうしないといけない事なのだと思います。

でも私立なら……?





 

私立の教育

私立は、各校それぞれの教育方針(建学の精神)に基づいて教育をされます。

ですから、各校のやり方についてこられないのであれば別室登校や退学といった措置がとられます。


これは、特性っ子/定型っ子問わないので、等しく教育を受けることができます。


私立は、基本特別扱いはされません。


● 骨折をしたからエレベータを使わせてもらえる。

● 何らかの病気により遅刻や欠席が増える場合、特別指導にならない。


といったことでしょうか。

これは当然、成績に下駄をはかせるわけでは無く、減点されないだけで加点はされません。


近頃主張される「合理的配慮」は加点に繋がるものも多く、特別扱いだと言われることも少なくありません。


実際に法律や条例でも「学校の設置者及び学校に対して、体制面、財政面において、均衡を失した又は過度の負担を課さないもの」と定義されています。

配慮を求められた側に過重な負担が生じる場合は合理的配慮の不提供に当たらず、当然違法でもありません。

あくまでも「努力義務」です。


 

特別扱い

「合理的配慮」を特別扱いと捉える教員も少なくありません。

もちろん保護者間でも同様です。

私自身も、むやみやたらに「合理的配慮」を求めるのはどうかと思っています。


ある意味、「合理的配慮」ってハンデだと思うんです。

学校や仕事の場って評価が伴うじゃないですか。

その評価が、学校では進学に影響を及ぼし、仕事では役職や給与に影響を及ぼします。

診断を受けることができないグレーな子がいることも踏まえて、評価者の対応は平等でなければならないと思っています。


例えば、学校の場で言うと、特性っ子に特別にツールを渡すのではなく、一旦全員に与えて、必要かどうかは子供や家庭に決めてもらえば良いだけだと思います。


特性っ子が苦手とする事の一つは、定型っ子が苦手とする事と同じ場合もあります。

でも、定型っ子(グレー含む)は「そこは努力しなければならない所」だと思ってしまうんですよね。

だからこそ、そこを特性っ子が下駄を履かせてもらって同じ土俵に上がるのは「ズルい」という感情が生まれる子もいるわけです。






娘校には、支援が必要なレベルの特性っ子ちゃんはいないはかので、そんなことを主張される方はいらっしゃいませんが、偏差値帯が下がってくるとちらほらお見えだと耳にしました。

中学生になっても学校によっては私立であれ色々とありそうですね。