葉山神社御社殿竣工奉祝祭 1日目 | 雄勝法印神楽師のブログ

雄勝法印神楽師のブログ

雄勝法印神楽師がつぶやくページ

平成27年9月20日 葉山神社竣工奉祝祭


10時より御社殿で竣工奉祝祭が行われ、11時より神楽奉納が行われました。


本日の奉祝祭は、新人「同級生」の初舞台でもあります。


同級生は、まずはじめに演目「初矢」を奉納しました。


雄勝法印神楽の一番初めに習う基本舞で、これを30回~45回の稽古で習得できなければ適性はないと判断されます。

彼は、早々に習得しました。余裕で適性ありです。

面を着けて舞台に登場


ふふふ、どうです?舞台は狭いでしょ?


緊張するでしょ


でも、きもちいいでしょ


そんなことを思いながら笛を吹いておりました。


なので、画像はありません(動画はありますが)


同級生の舞台を同級生である私の笛で演出してみようと思い、志願の笛吹きでした。


舞は滞ることなく進み、無事初矢の奉納は終わりました。上手だったと思います。


体格良いから舞も大きい感じでした。


次に舞う神楽は「四天」です。


メンバーは、同級生、荒型君、アキケン、薬屋さんの新人四人でした。




(四天)


次の演目は「魔王退治」

兄弟子が尊、先生が知慶、


魔王役は同級生、荒型君、薬屋・・・だったかな?


以下「蛭児」「鬼門」「岩戸開」「産屋」と続き、


(産屋)


鎌田東二先生らが能舞を披露。


再び雄勝法印神楽奉納開始で、


「空所」「順唄」「所望分」「二之矢」「醜女退治」おまけで、「笹結」を奉納しました。



(二之矢)

特記事項!!演目の6番目まで、当ブログのレギュラー「先輩さん」の出番なしでした。


通常の祭りでは、先輩さんは演目の2番目あたりから登場します。


今回の奉祝祭は特別で、人員制限なしで奉納を行いました。


私より後に習った者たち6名全員集合


その中で抜きんでてスキルアップしたのが先輩さん。

これは努力の賜物で、誰よりも稽古に来ていたことから、やれる演目が一つ、また一つと増えていきました。


結果、他の若手ができる演目から先輩さんを外した結果、演目の6番目まで出番はなかったのです。


因みに先輩さんが舞った役柄


「岩戸開」の姫

「産屋」の姫

「空所」の尊

「所望分」の尊


大分役どころが明確になってきたように感じます。



サプライズはもう一つありましたね。


最後の最後に時間が余ったので、演目を何か追加してほしいと千葉宮司から依頼があり、その時には先生方の大半が着替えをすましていたので若手で何かやることになりました。


追加演目「笹結」若手バージョン


本当は豊永末が尊で兄弟子が五鬼王


兄弟子が直前演目の大浜地区獅子振りを手伝いに行っていたことから


尊    豊永末

五鬼王 なんと!アキケン


尊役の豊永末は前にも何度かやっているので驚きが無いのですが、アキケンの五鬼は初めての挑戦です。


会員の中で一番小柄かもしれませんね。それが、一番でっかい五鬼王面を着けての挑戦です。



ん~結果から言うと、自主稽古は多分していたのかな。

ただ、知らない部分を先生方に聞いていないのかな。


という感じでした。


でもね。五鬼王役は役者がほぼ固定されていて、なかなかチャンスが無いのも事実です。

よくぞ自ら志願してくれました。


かくして、奉祝祭1日目は無事終了いたしました。



ん?私の出番? 「鬼門」の一番のみです。

あとは笛担当で6番でした。