地下鉄板宿駅から山陽板宿駅に向かうと、このコインロッカーが見えます。
板宿~三宮間は山陽電鉄と神戸高速の初乗り運賃が2重に加算されるため、地下鉄に比べて運賃面は不利になってしまいます。神戸高速鉄道の運賃は現在でも初乗り120円と比較的抑えられており、また乗り継ぎ割引も設定されてはいるのですが、開業当初と比べて運賃がかなり値上げされたにもかかわらず割引金額が同じなので、率としてはかなり下がっていることになっています。神戸高速の筆頭株主が直接と間接を含めて阪急阪神HDとなったので、値下げも検討されているという報道もありましたが、具体的には何も発表されていません。
2枚目の写真を撮った地点から左を向くと山陽板宿駅の改札口です。
直通列車は無いものの、京都という文字も表記されていますね。
ホームに入ると3000系普通が来ました。この編成はアルミ車体2両に鋼製車体のクハを組み合わせた3両編成で、クハは他の2両に合わせてアルミ無塗装車体に似せたグレー塗装に赤い帯としてあります。これはラッシュ時に3000系4両編成に2両増結して6両とする計画があり、そのための先行導入だったのです。増結車ということで運転台は三宮寄りだけとなり、姫路寄りは中間車に簡易運転台と電気連結器付き密着式連結器を搭載することで増解結を容易にするつもりでした。しかし当面予定が無いので、暫定的に予備車となっていたクハ3619と組んで他の3両編成と共通運用としましたが、結局増結の話は無くなり、暫定的だった3両編成が結局そのまま続いて今に至っています。この時は気付いておらず、鋼製車なのにグレー塗装の珍車であるクハ3619を撮っていないのが残念ですね。
板宿駅の駅名標です。
山陽電鉄では普通電車のことを普通車と言っており、案内表記や放送でもそうなっています。なんだかちょっと違和感がありますね。関西では比較的多く用いられていたのですが、他地域からの乗客に誤認されるため、現在も使用しているのは山陽電鉄の他には南海電鉄くらいです。
板宿駅は地下化が完成する直前の1995年1月に阪神・淡路大震災の被害にあい、復旧の際は地下化を前倒しで行うことで3月に復旧したという経緯があります。
直通特急は山陽5000系でした。どうせ乗るならロングシートの多い阪神車より山陽車の方がイイですからね。
西宮駅で下車します。
普通はここで緩急接続のため長時間停車します。
駅名標は阪神なんば線開業前なので旧デザインです。
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