2008年01月26日(土)

2008年冬 関東地方旅行3日目(19)

北千住 17:07 → 綾瀬 17:11 (予定)

北千住 17:07 → 綾瀬 17:11 (実際)


東京地下鉄(東京メトロ) 千代田線 普通

東京メトロ6000系6000形6024



イメージ 1
北千住駅の駅名標です。




イメージ 2
やってきたのはメトロ6000系でした。車番の下2桁が編成番号ですから第24編成なので、1981年以降製造の4次量産車グループということになります。すでに半蔵門線用8000系が登場した後だったことからその設計を取り入れており、側窓も1段下降式で従来よりも大型化しています。このグループですが、千代田線の輸送力増強と5000系を東西線の増強用として転属させる目的で導入されています。5000系が千代田線から撤退することで営団側には抵抗制御車が無くなってしまうことから、国鉄側も抵抗制御車を無くす必要があり、203系の導入に繋がっていきました。最終増備編成は1990年導入の7次車・第35編成であり、車齢20年であることから16000系の導入がすでに発表されてはいるものの完全撤退は当分先でしょう。




イメージ 3
綾瀬駅に到着時に撮った写真はこれだけです。ちなみにこの区間は東京メトロ千代田線の扱いですが、常磐快速線と常磐緩行線への乗り換え駅を北千住としているため、例外的に常磐線区間としても扱われるので周遊きっぷで乗車しており、別途運賃の支払いは行っていません。




イメージ 4
綾瀬折り返しの唐木田行き小田急4000形が停車中でした。中央の2・3番線は線路を共用しており、綾瀬駅折り返し列車が使用していますが、乗降分離されており2番ホームで降車、3番ホームで乗車となります。そのためこちらのドアは閉じています。この4000形はJR東日本E233系をベースに東京メトロの車両限界に合わせたストレート車体としたもので、結果としてJR東日本E233系2000番台に準じた車体となっています。




イメージ 5
構内図では2番ホームと3番ホームが空いていますが、実際は上記のように線路は1本です。




イメージ 6
一旦改札を出て、2場線側に廻ってみました。構内図を見ればわかりますが、こちらのホームは0番線に繋がっているので有効長が長く、先頭部分を撮り易いからです。現在はJR東日本と小田急の相互乗り入れは実現していませんが、同一設計の車両を導入するということは将来的にはメトロ車以外での3社直通列車が見られるかもしれません。




イメージ 7
綾瀬~北綾瀬間の通称北綾瀬支線ですが、元は綾瀬車両基地への引き込み線を旅客線化したものです。開業当初から需要増があった場合は旅客線化する予定がありましたが、需要予測から本線ほどの旅客数が見込めないことから3両編成での運行となりました。このため使用されているのは6000系第1次試作車と5000系アルミ試作車のみです。この6000系第1次試作車は車両番号の付番方式が異なりハイフンを使用しているので、系列名も6000-系(6000ハイフン系)とも称されます。同様に北綾瀬支線用の編成として5000系アルミ試作車が2本運用されていますが、こちらは界磁添加励磁制御に変更されているのに対し、6000-系は以前の5000系と同じく抵抗制御のままです。原則地上線しか走行しないから、発熱に関しては問題が無いからでしょう。




イメージ 8
北綾瀬支線はホームドアが設置されており、ATOによるワンマン運転が行われています。北綾瀬支線の開業は1979年ですが、当時は2・3番ホームを使用していました。千代田線(本線)の折り返し列車に支障があるためか、1985年に0番線を増設して北綾瀬支線を分離しています。2002年からはワンマン運転が行われています。




イメージ 9
側面の行先表示機ですが、綾瀬~北綾瀬間のみの運用であり、表示する必要もないので埋められています。今回は北綾瀬支線には乗車しておらず、またの機会にしておきます。





日本の旅・鉄道見聞録 (ファンサイト)
東京メトロ6000系 (上記サイト内)