//タイトルが紛らわしかったので変更しました。


黒うさぎさんは、京都が好きで

20~15年くらい前、1年に3回ほどのペースで京都に旅行をしていました。

その頃はペットも飼っていなくて賃貸で独り暮らしだったし、体調も元気だったのです。

 

泊まるホテルは毎回同じで、新幹線往復と泊まりのプランで予約して

お気に入りの観光場所をリピート。

加えて、そのときに特別公開されているものや

自分の中で流行りのところなど巡り二泊三日。

もちろん一人なので、行程は好き勝手やりたい放題。

事前にガチガチにコースを決めて、当日、進捗や天候によって変更。(仕事かw)

 

観光客もほぼ日本人ばかりで、よかったです。

アジア人観光客は少なかった。

 

黒うさぎさんは地図が読めるので、バスや電車も乗りこなして、満喫しまくった結果

立地を覚え、バスの経路を覚え、地図を見ずに動けるようになってしまい

非日常感と特別感が薄れて、行かなくなってしまいました。

 

結果的に最後となった京都への目的は、東映太秦映画村に福本清三さんに会いに行ったこと。

春と秋の観光シーズンの土日祝だけ(だったかな?)

福本清三さんのショーを1日3回やっていて、観に行ったのです。

 

ショーの最後にはお客さんそれぞれと写真を撮ってくれる流れになっていて

その写真は今も黒うさぎさんの宝物のひとつになっています。

 

写真を撮るときに、緊張で泣きそうになった黒うさぎさんを見て

福本さんが「あらあら照れ」と少し笑いながら

すごく優しい眼差しで隣に立ってくれたこと、黒うさぎさんは一生忘れない。

 

雲龍図を巡るテーマ(←黒うさぎさんが毎回決める)の二泊三日の回は

天龍寺、妙心寺、建仁寺などに行きました。

清水寺内にある地主神社にも、天井に描いてあったはず。(記憶おぼろげ)

 

有名どころを巡る回は、二条城や高台寺(綺麗なお寺だった)、本能寺、鈴虫寺、上賀茂神社、下鴨神社、東寺、祇園界隈などに行き

薄桜鬼にはまったときは、島原や西本願寺などへ(他にも行ったけど記憶が家出)。

 

厨二病発症時には、地獄への井戸がある六道珍皇寺、あだしの念仏寺、西院の河原、鳥辺野、安井金比羅宮に。

 

時代劇のロケ地を巡るテーマだった二泊三日は、八坂神社、嵐山の渡月橋、南禅寺や知恩院などに行きました。

 

知恩院を訪れたとき、お坊さんの一行が前から歩いてきて

観光客はモーゼの十戒のように、道の左右に分かれて立ち止まり、お坊さん一行に真ん中を空けました。

 

黒うさぎさんは、知恩院には初めて来て、縁もゆかりもないただの観光客だったんだけど

いつもの癖で、目の前を通りすぎるお坊さん一行に黙礼したの。

 

そんな仰々しくもなく、『ちょこん』みたいな感じでもなく、言うならば『スッ』みたいな凝視

通りすぎるまで頭を垂れていたわけではなくて、普通に会釈ね。

 

そしたら、一番前を歩いていたお坊さんがそれに気づいて

一瞬足を止めて、黒うさぎさんに黙礼したの。

 

もう、その後はお察しの通りよ。

 

後ろに並んで続く十何人ものお坊さん全員が

目の前を通りすぎる時に、一瞬止まり

黒うさぎさんに黙礼。

 

滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗

 

次第にざわつく周りの観光客wwwwww

 

『誰?』『なんで?』『特別な人かな?』『みんなお辞儀してから通りすぎてるよ?』『あの人にだけだよ?』『関係者かな?』

って聞こえたけど

 

黒うさぎさん、ただの観光客滝汗

 

今みたいに、スマホを向けてなんでもかんでも撮影する世の中じゃなかったからよかったわよ。

 

黒うさぎさん、もうどうしようもねぇから

当たり前の顔をして

黙礼し続けたわwww真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔

 

お坊さんの一行が通りすぎたあとは

ざわつく観光客を尻目に、勝手知ったる顔(←得意技)で歩き出したわ。

初めて来たけどね!!知恩院。

 

いいときに、京都を満喫できたなぁと思い出した今日。

黒うさぎさんは1日引きこもり、ベッドでスマホ片手にゴロゴロしていましたw