信濃路や黄落大樹呼びかはし
秋冷の高みに降りる鷹一つ
菊食ふやみちのく人を母に持ち
先を行く背は日に満ちて秋の山
冬隣暮れゆく山を父と見る
秋草を活くるや近き今朝の山
彼方見る稲海原の老農夫
山の間に高稲架かけて憩ひけり
刈田焼く煙に淡し後の月
今日よりは西の風吹く曼珠沙華