お地蔵さんホリホリをしてきました❤️
一本の檜の棒。
これを、まずかまぼこ型に削っていくのですが、
これがねーーー！
以外に難しいのよ〜
木の節や向きによって、ササクレ立ったり、深く刃が入ってしまったり。
なかなか思うように進まない。
でも、無冥さんの手にかかると、
あ〜ら不思議！
スルスルと滑らかに削られていく。
まるで高級な鰹節のよう！！
私が彫っていた時は、
まるで木と戦っているような、、
なんとかして私の思うように刃を進めたいものだから、
力が入ってしまい、
表面もデコボコしていた。
でも無冥さんの彫りは、
全然力が入っていない。
木の表面をスーーーっと、撫でているみたい。
そんで、木の方も、
まるで喜んで無冥さんに協力しているみたいなの〜！！！
出来上がったかまぼこ型は、こちら。
ここからどんなお地蔵様が生まれるのかな❤️
この1本から、2体のお地蔵様をホリホリします。
1体は、あぐり寺に置いてくれるそうですーー！
もう1体は、父のお仏壇にあげるの✨
父のことを想いながら彫っていたら、
今年の父の命日のことを思い出しました。
父の命日は、1月14日。
仙台は、どんと祭の日。
町中に裸参りの鐘の音が響き渡る。
もともと、幼い頃からとても幻想的な日に感じていたけれど、
父が亡くなってからはますます郷愁をそそる日になりました。
今年のどんと祭は、大好きな舞踏家 小山朱鷺子先生とご一緒に、柳町通りにある大日如来様へ。
お正月の松飾りを燃やし、今年一年の無病息災を願いました。
骨折から復活した小山先生と一緒にお参りができて、本当に嬉しかった❤️
小山先生と別れて帰り道、西公園の脇を通ったら、
櫻岡大神宮でも、こじんまりと御神火が焚かれていた。
櫻岡大神宮でも、どんと祭やってるんだ！！！
私は、お参りして帰ることにした。
櫻岡大神宮は、私が生まれた時、
宮司様に命名の相談をした神社なのだと、聞いていたから。
御神火にあたり、かじかんだ手を温めて、
お参りをした。
神殿の扉は開かれ、温かい灯りが灯っている。
目を閉じて手を合わせたら、
瞼の奥で、どんと祭の御神火が、
まるで線香花火の玉のようにパチパチとはぜて、
私の中の時間が遡っていった。
私は、ありありと
若き日の父が、
神主さんの後ろで首を深く垂れて
祈っている姿を見た。
もう、こらえきれずに嗚咽してしまった。
その次には、
父と母が、今私が立って手を合わせている場所で、お参りしている姿。
母の腕には、おくるみに包まれた赤ちゃんの私。
私の誕生を、心から喜び、
私の幸せを願う両親の姿。
私は、なんとも言えない幸せと
感謝とで
涙が止まらなかった。
そして、たまらなく寂しくなった。
お父さんに会いたかった。
お父さんの香りが蘇って、
すぐ隣にお父さんがいるみたいだった。
お父さんはすごくお洒落な人で、いつも香水をつけていたんだよー
お父さん、ありがとう。
私をここに連れてきて、
あの日のことを見せてくれて、
ありがとう。
なんだか、ものすごく、
大丈夫。
って、思ったんだ。
ハートの真ん中に、
どんと祭の御神火が灯ったように
ぽっとあたたかい。
今も。
佐々木久美子のセッション
あなたもらぶミーティングに参加しませんか？
らぶミーティング IN 仙台は2月2日
らぶミーティング IN 山元町は3月12日