流産手術から二日。
元気です。

出血は少量。鮮血ではあるものの、生理の終わりかけくらいの量です。痛みやダルさも感じません。シャワーが気持ちいい。どうして入浴できないんだろう?不思議。


さて今日はタイトルの通り、流産した時の心の整理…というか、心の変化について書き残しておこうと思います。


まず、一番辛かったのは、やっぱり三度目の検診で「赤ちゃんが見えません」と言われた時ですかね。
流産については既に嫌というほどネットで調べ上げていて、兆候も感じていたので、かなりドキドキしながらの診察でした。

言われた時は「やっぱり…」という気持ちと「え、嘘でしょ…!?」って気持ちが交互に来てました。


病院を出た瞬間、涙が出そうになって、慌てて呼吸を整えて、必死に耐えて、帰宅後リビングでこたつに入り、これまたネットで散々調べた挙句、どう考えてもこれは希望が見えないと分かり、ようやく泣きました。


もうこんな歳なので、泣いた方が逆に冷静になれるというのは知っていました。夫くんは寝室でまだ寝ていたので、起こさないよう声は殺していましたが、聞こえないくらいの声は漏らしていました。計算して泣ける大人な自分が悲しい…チーン


泣くまでは、

なんで私が…
なにが悪かったの…


そんな気持ちよりは、


職場に既に言っちゃった…言わなきゃよかった…
ああ…11月に産めないんだ…仕事のプラン考え直さないと…


と、自分本意な仕事のことばかり考えてた気がします。最悪ですね。


でも泣き始めたら、純粋に赤ちゃんに会えなくなってしまったことが、ただただ悲しく思えました。



悲しみのピークは、ここ。
袋に赤ちゃんがいなかったことで、しかも栄養袋である卵黄嚢のみが肥大していたことを受けて、悲しみから理不尽な怒りを抱いたりもしました。これまた最悪…。


夫くんから「病院どうでした?」とLINEが。
「赤ちゃんいなかったよ」と返信したら、「えっ!?」ってスタンプが帰ってきて、その後しばらくして、リビングに現れました。


慰めようとくっついてくる夫くん。でも今の今まで寝てたことに少し腹が立ってたので「もう既に悲しんだあとだから」と、冷たくあしらいました。
正直「おっせーよ!」という気持ちでした真顔

(まあ、夫くんの仕事柄24時間フリー勤務なので、仕方ないんですけどね…)


でも夫婦で悲しみ合うって大事だと思います。
あと夫くんは私と違って冷静だったので、今思うとそれも良かったのかも。
ただただ私の話を聞いてくれました。


それから母と電話して、義両親には夫くんから話してもらって…


次の診察の前日に、夫くんとAmazonプライムで「映画 すみっコ暮らし とびだす絵本とふしぎのコ」を観ました。

一部界隈で話題になった子ども向けの映画で、とても泣けるとオススメされてたんですよね。


何となく夫くんと観たくなって。


でも観てたら、子どもと一緒に観たかったなあって思えてきて。
そしたら泣けてきちゃって、物語の内容もあって、エンディングで大号泣。夫くんに支えてもらいながら、今回は声を上げて泣きました。


親子3人で映画を観たんだなって。
お腹に居るうちに観られて良かったなって思って、すごくホッとしました。


あの診察から一週間、お腹に赤ちゃんなんていなかったって卑屈になってましたが、赤ちゃんは居た、一緒に過ごせたんだって、あの映画を観た後で思えるようになりました。



だから、次の診察で流産確定した時も、実はほんの少しだけ希望を抱いてたけど、でも大きなショックもなく、手術を受け入れることができました。



赤ちゃんとの思い出を作ること。
できれば家族で。


ちゃんと愛してたよ、また会いにきてねって、そう伝えられた気がするんです。


これが今回の、私なりの心の整理方法でした。