私が、今、この状況にある大きなきっかけをお話ししたいと思います。

 

 

私の父は、2014年4月に大腸ガンの摘出手術をしました。

 

 

摘出手術後、化学療法はせず、とても効果のある民間療法を二つ受けていましたが、既に末期だったこともあり、2014年8月、父は突然私の眼の前で旅立ちました。

 

 

父が亡くなってから約3ヶ月、父のことを考えないことがない程に、毎日、毎時間、父のことを考え、もっと何かできることがあったのではないか、私たちが選択したことは最善だったのか、と想いをめぐらせました。

 

 

その後、たくさんの本を読み、人が産まれてきて亡くなるまで、目には見えないその背景にあることを理解するようになりました。そして、生前父が言っていたことを総合すると、父は自分に残された時間があまり長くないことを知っていたんだと気がついたのです。

 

 

幸い、私は周りの友人の助けもあり、父が亡くなってから3ヶ月ほどで全てベストな選択だったと思えるようになりました。末期ガンで私には計り知れない痛みに苦しんでいた父、それを支えた家族たち、この胸の痛みは経験したからこそ分かる、私にとっての大きな財産になりました。

 

 

そして、大切な人を亡くした痛みを抱え、そこから抜け出せないでいる方々の力になりたいと思ったのが、癒しやヒーリングを学ぶきっかけとなりました。

 

 

私も肉体を持った人間で産まれてきた以上、いつかはこの世を去る日がきます。その日が来る時まで、全力で日々過ごし、一人でも多くの方のお役に立てることを心から願っています。