2020【今日の批評】249 米軍ベテランパイロット、戦闘機空戦でAIに完敗の衝撃 | IT批評家の戯言

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米軍ベテランパイロット、戦闘機空戦でAIに完敗の衝撃

8月18日から20日に米国防総省のDARPA(国防高等研究計画局)が主催したバーチャル空中戦大会「アルファ・ドッグファイト・トライアルズ」。

AI同士のリーグ戦とトーナメントでロッキード・マーティンやボーイングなどを抑え勝ち進んだヘロンシステムズ社のAIは、F-16戦闘機のバーチャル空中戦で人間パイロットと対戦し、5戦全勝の圧勝劇を見せました。

AIの挑戦を受けたのは、米空軍兵器学校を卒業し、総飛行時間2,000時間を超える大ベテラン、パイロットネーム"バンガー"です。

米空軍協会の発表によれば、彼はこう語っています。

「AIは、米空軍が通常の訓練で設けている、
 攻撃時の高度差や攻撃角などの制限に
 まったくとらわれていなかった。
 1回目の空戦でこれに気づき、
 2回目以降は私もより攻撃的に行動し、
 生存時間も徐々に延びていった。
 しかし、AIは『OODAループ』
 (観察→適応→決定→行動の意思決定を
  繰り返すこと)
 が"ナノ秒レベル"で、
 人間よりも格段に速い。
 その差も出たように感じた」

将棋と囲碁に続き「空戦」でAIに負かされる時代が来たようです。

このAIが実戦に投入されるのは今しばらくかかるでしょうが、SFの世界にあったロボット同士の戦闘は意外と近い将来にあるのかも?

紛争そのものが無く、戦争のない世界が
 最良なのは承知しているつもりです

TO BE CONTINUED