「私はロボットではありません」認証しただけでマルウェア感染の可能性があるって本当?
「私はロボットではありません」。
Webサイトの会員登録画面や
ログイン画面などで目にする
「CAPTCHA」
と呼ばれる認証機能で、判読しにくい
文字列や数字を読み取って入力、
またはパネル状に配置された画像の中から
指定の画像を選択させることで、
botによる操作ではないことを
機械的に判別する機能です。
カーネギーメロン大学ピッツバーグ本校で
開発されたこの機能をGoogleが買い取り、
無償で提供しているものを
「reCAPTCHA」
と呼びます。
触れたことのないという人は
少ないのではないでしょうか?
そんなCAPTCHA、もしくはreCAPTCHAを
悪用しマルウェアに感染させる脅威が
発見されたといいます。
CAPTCHAを悪用してクラッキングする
グループをMicrosoftの
セキュリティ対策チームが発見し、
同チームの公式Twitterにて公表しました。
Microsoft Security Intelligence@MsftSecIntelCHIMBORAZO, the group behind Dudear campaigns that deploy the info-stealing Trojan GraceWire, evolved their methods… https://t.co/XMOGltk5cN
2020年06月18日 06:00
Microsoftは以前より、悪意のある
Excelファイルを配布している
クラッカーグループを追跡していました。
その1つである「CHIMBORAZO」という
クラッカーグループの手口が
今回明らかになったようです。
Microsoftの研究チームによれば、
reCAPTCHA自体になりすます
というような攻撃手段は
以前からありますが、CAPTCHAの認証で
自動検出を回避する攻撃手段は
珍しいとのことです。
まだWebブラウザでも対応が
できていないようなので、
正式なアナウンスがあるまで
謎のCAPTCHAには注意して
欲しいと思います。
もうクラッカー(ブラックハッカー)とは
いたちごっこですね。
恐らく未だにわかっていない脆弱性が
幾つかあるでしょうから、ゼロディ攻撃を
受ける可能性があります。
今回のようなアナウンスが無くても
日頃の動きに注意して欲しいと思います。
※ 本文中、ハッカーはクラッカーではない
の信条からハッカーとの記載を
クラッカーと表現しています。
Source:キーマンズネット
TO BE CONTINUED