あまり大声で街中で言い難いタイトルのこちら、目にした瞬間、私のカテゴリの映画だと直感。
見ねばならない映画確定。
1と2、連続で一気見いたしました。
所謂濡れ場シーンがてんこ盛りであるのですが、それ自体はそれほど気になるものではなく。
寧ろそこに至る主人公ジョーの圧倒的な渇きに、ヒリヒリさせられる。
求めているのは、本当に快楽だけなのか。
2のシャルロットゲーンズブールが圧巻の貫禄。
欲の下に何かが?と思わされるのは彼女の存在感あればこそな気がする。
そして、若かりし頃のジョー、1のステイシーマーティンが怖すぎる。
派手でもゴージャスでもないけれど、女から見て本能的に1番近くにいて欲しくないタイプ、ちょっと顔を傾げただけでこちらの神経に障る、なんとも言えない無垢な悪女。
ラースフォントリアといえば、私にとってはドッグヴィルで、表現がどことなくポップな癖に、なんとも言えない嫌な気分にさせたら天才、という印象が強いのですが、今回のニンフォマニアックもその方向。
嗚呼、もう、最後の最後で。。。
なかなかヘビーな映画でしたが、見応えある作品でありました。