宮崎駿氏最後の映画、風立ちぬ。

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宮崎アニメのなかではダントツで紅の豚が好きなのでありますが、この度この風立ちぬ、並びそうな勢いであります。
宮崎氏がずっと温めていたストーリーだという。
最後になんという作品を落としていったのだ、彼は。

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正しく堀辰雄。
正しく堀越二郎。

小説のように行間を読まねばならない映画だから、大人向けかもしれない。
そういうわけで、ふと口にされる台詞一つ一つの重みが凄まじい。

君をずっと待っていたよ
という、菜穂子。

誰も帰ってこなかった
という、二郎。

時代の厳しいシーンなど何もないけれど、その一言で全てを気づかされる。

号泣。

そして空の色が、とても美しい。




堀辰雄も好きなのです。
菜穂子の登場シーン、絵を避暑地で描いているだけで泣きそうになってしまったよね、