映画館で本編前の予告をぼんやり眺めていたら、
おや、音楽がカッコ良くない?

その映画がトランス。
それはそうだ、ダニーボイルだもの。
音の使い方はカッコいいですよ。

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ペネロピ出演時に大好きだったジェームズマカヴォイ、ちょっともっさりしてしまったけど、相変わらずニート系の役がよく似合う。
(トランスではちゃんと定職についているけどギャンブル依存症)
ただし、やっぱり不良キャラとしてはヴァンサンカッセルの濃さには敵わず。。。

ダニーボイルと言えばトレインスポッティングのスタイリッシュな画と音であったり、スラムドッグミリオネアの展開のドラマチックさが大好きで、名前を見るとドキドキする監督の一人であるのですが、
今回のトランスは全体にちょっとキレが甘い感じ。
曲の流し方は相変わらずいいし、ネオンが反射する対話のシーンも実にらしくて印象的。
が、その効果がストーリーを薄くする。
記憶が繋がるラストも、その絵の存在も、全体に印象が薄いのだ。

扱われているテーマは、どれもこれもツボなのだけどなぁ。

ちなみに、ゴヤの裸婦の話、知ってましたー!(主張w)