今年二つ目の妖怪を見に、横浜そごう。
美術館やギャラリーを持つ百貨店は数あれど、そごうはしっかりと企画展を立ててくる貴重な百貨店ではないかと思う。
こういうのは経営者の好みとか拘りとか、そういったものが影響しているのかなぁとか思うわけだけれど、幼少期からお世話になっている美術館であるし、今後も頑張って欲しいと切に願います。

さて、妖怪再びである。

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ここにもがしゃどくろ。

そごうのメインは幽霊画の掛軸の山ではないかと。
さすが、というか、やはり、というか、その幽霊画の方向性はほぼ一致。
円山応挙の幽霊画の影響は凄まじい。

個人的には河鍋暁斎の作品が好い。
世相も込みで見るほどに、妖怪とは正しく人発祥なのだと思えてしまう。

夏休み企画のこの展覧会も、日本橋と同じくなかなかの盛況ぶり。
浮世絵にはストーリーが添え書きされているなど丁寧な展示である分、鑑賞には思いのほか時間がかかったので、見学の際は時間に余裕を持って、ぜひ。