大英博物館・死者の書を見にエジプト展。
この規模は国立のミュージアムしかできないのでは、と個人的に思っておりましたが、なんと会場は森アーツセンターギャラリー。
やるな、森。

平日の展覧会はほどほどの混み具合。
順路通りに見てもストレスにならない程度、ということは、土日はそこそこ混雑するのかも。

でも、それだけの見応えある展示であったと思うのだ。

死者の書をきちんと鑑賞したのは今回が初。
発掘品でなくレプリカじゃないの?
と疑いたくなるくらい保存状態の良いパピルスは、一目見て歓声をあげたくなるような美しさ。
文字は私は読めないのでほぼスルーしたのだけど、随所に(というかほぼ全編に渡って)描かれるドローイングの美しいこと。

これは展示解説でも示されていたことなのだけど、絵描きは2名、前半と後半で異なった人物がいたと想定されるとかで、前半の作者が実に素晴らしく。

ラインがクリア。
キレが良く、丁寧な描写。

後半の絵描きになるや否や、俄然私のテンションは落ち着いてしまったのだけど、それまで、
目は通常の2倍に見開いているわ、
叫ばないよう歯を食いしばっているわ、
散々な形相で死者の書に食いつく有り様。

これは本当に出土したものなのか、と。
泣ける。




出口に記念撮影ように設置されていた人型棺。
こういうレプリカって、ちょっと笑っちゃうくらい、ほにゃ、とした顔をしてる。




エジプト展とコラボしたレストランメニューのカレー。

の、見本市模型(笑)。
食べてません。


今回初めて音声ガイド借りてみたけど、思いの外面白く、意外とはまりそう。
ちなみに八嶋智人さん。
あのテンションとミイラ、なんとなく、似合う。