「たくさんお金を使ったから、あなたはまだ結婚しないでね」
私は長女で、三つ下に妹がいます。
私が27歳のとき、その妹が結婚しました。
年齢的にも“ちょうどいい”結婚で、
私は心から「おめでとう」と思っていました。
というより、その頃の私は 不思議なくらい結婚願望がなかったのです。
「なんで私は、こんなに結婚に興味がないんだろう?」
当時は、そんな疑問すら持っていませんでした。
妹の結婚式は県外で、たくさんの人を招いた盛大なものでした。
妹も若かったので貯金はほとんどなく、
結婚式の費用はすべて両親が負担しました。
式が無事に終わり、実家に帰ったとき。
母が、何気ない口調でこう言ったのです。
「妹の結婚式でお金をたくさん使ったから、
姉ちゃんは(私)、まだ結婚しないでね。もう少し先にしてね」
……今ならツッコミどころ満載ですが、
当時の私は、親の言うことをよく聞く"いい子"。
「そうだよね。結婚式ってお金かかるもんね」
「私はまだ相手もいないし、しょうがないよね」
と、びっくりするほど素直に納得しました。
そしてここからが問題です。
私はその言葉を、
「今は結婚しないでおこう」ではなく、
「私は、結婚してはいけない」くらいの勢いで受け取っていたのです。
母にとっては、きっと何気ない一言。
でも私は、その“言いつけ”を――
無意識のまま、何年も何年も守り続けていました。
今振り返ると、
「いやいや、そんな約束してないし!」
「結婚は順番制じゃないし!」
と、自分に言いたくなります。
本当、バカみたいですよね😅
それに気づいたとき、
情けなくなるやら、腹が立つやら、
なんとも言えない、複雑な感情が湧き上がってきました
でも、これって決して特別な話ではありません。
幼少期や若い頃に親から言われた一言が、知らないうちに、
人生の選択に強く影響していることは、実はとても多いのです。
次回に続く・・
