まず自分を表現。それから外界・世界のニーズ。順番を間違えるとタイヘン。〜HSPの仕事術・人生術 | HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

敏感、繊細、感受性の高いHSP(highly sensitive person)が、生まれ持った感性と強みを仕事に活かして生きていくことをサポート。
日本で最初にHSPとポリヴェーガル理論を結びつけ、生きづらさは自律神経系のケアで解消できることを説いている。

HSP/HSC プロデューサー 皆川公美子です。

人が仕事をしていくときや

 

表現をしていくとき、

 

人に影響を与えることができる仕事やアート・表現

長く人に愛される仕事や活動というのは

(感受性の高い繊細さんの場合)

必ずこの順番でなりたっているな、と思うことがあります。

 

 

 

①自分に集中して表現・発散

「自分のままでいる」

=一人称目線のあり方

 

(この場合は「自分」なんてあるのか?という議論はおいておきます)

 

 

そのあとに

②世界のニーズ・需要

社会が自分に求めることにも応える=三人称目線

 

というのを認識して

仕事や表現にその角度を取りいれる、ということ。

 

 

これが長く愛される仕事ができる順番だなあと。

 

 

 

もちろん商品やサービスというのは、ニーズがないと売れません。

それは絶対にそのとおりです。

 

だから

よくビジネス講座などでは

 

社会にこういうニーズがあるんだから

あなたこういう仕事しなさいよできるでしょ的なアドバイスあると思うんですが

それは概して長く続きません。

感受性の強い人はなおさら、

その「ペルソナ」や「ゴール設定」へ近づこうという

道すがらで

自分とその「架空」「ゴールへの階段」にずれがあると

もやもやして自分の内部が削れていくから

エネルギー不足に陥るんです。

 

 

感受性が強いのに、

成果が早くとれる、という方法だけに寄って

自分の感覚から離れたところで仕事をすると

まずお客様の層が

本来の自分とつながる類友で最高なお客様とは違う

お客様層になってしまうために

とっても苦しいことになります。

 

 

 

自分本来の発信、

自分の意図、

自分が熱を持ってやりたいこと、

そういうことと

しっかりつながって

仕事を構築していくというのはとっても大切なことだと

日々感じています。

 

 

でも自分とつながるというのは

おとなにとっては想像以上に難しいことです。

 

 

 

これまで生きてきたなかで

「人にダメ出しされたこと」

「仕事などで意見が食い違って悲しい思いをしたこと」

「社会の無言の圧力を感じて自分に蓋をしてきたこと」

「指摘されたわけじゃないけど、ひやっとしたこと」

などに無数に対処してきたから。

 

あ、これ、だめだったんだ。
これは言わないほうがよかったんだ。

 

そういう、思い出せないほどちっちゃなちっちゃな傷によって

とるにたらないようなトラウマができていて

それはもう、自分の意識にも登ってこないようなものなのですが

身体はそれを覚えているので

自分の望みに完全に寄り添って立つ、というのは

予想以上に難しい。

 

 

人の芝生が青く見えるときは、要注意です。

 

 

自分に集中して

自分の望みと

自分の違和感を

大切にしましょう。

 

 

人の芝生より

自分の芝生のほうがみんなずっと青いんです。

 

わくわくする方へ。