脳は栄養が安定供給されると安心します。
まだまだ穀物は太ると思っている人は多いと思います。
穀物は太る食べ物ではありません。
昔から糖質は日本人の栄養の中心。
食べ続けて肥満の人はいませんでした。
これだけ長い年月、大勢の人が試して、肥満はいないという、実績の出ている食べ物です。
安心して食べていただきたいです。
太るのは
戦後食べるようになった食べ物。
油脂、肉の脂、またタンパク質や乳製品の取りすぎです。
穀物を食べないと、心も不安感を感じます。
食行動と心はとても大きく影響しています。
脳の栄養はブドウ糖です。
そのブドウ糖が、安定供給されている時、脳はとても安心しています。
脳の安心は心の平安でもあります。
ストレスが高まると過食させようとします。
これは
脳がこれ以上ストレスが高まるとやっていられないと、手っ取り早くリラックスできる満腹の状態にさせようとするためです。
ブドウ糖はなんといっても穀物です。
砂糖もブドウ糖ですが、すぐ燃えてエネルギーになる代わりにあっという間になくなってしまいます。
その反面
穀物は消化に時間がかかるため、細く長くカロリーを供給できます。
脳はカロリーを蓄えることがあまりできないため
カロリーが不足し始めると不安を感じ始めます。
私の体での変化ですが
そわそわし始めます。
なにか食べたいなと感じます。
食べ物のことを考え始めます。
すごいと思いませんか?空腹になるだけで、これだけ思考が変化します。
集中して仕事していても「なにか食べようかな」と考えさせるのです。
満腹の時はそんなこと考えもしません。
空腹が長く続くと
指先や足先が冷たくなってきます。
知らないあいだに、少ないカロのリーで体を動かす低カロリーモードに切り替えています。
もう空腹感は消えていますが、なんとなくイライラしてきます。
不安や心配も普段より強く感じることでしょう。
脳は体と心の司令中枢です。
いずれ
腸内細菌の研究も進み、痩せやすい細菌は穀物が好きや
米は水溶性食物繊維と同じように腸まで水分を持って移動し、腸内細菌の餌になり
使い切れない分は排泄してしまっているなど
科学で分かる日が来ると思います。
もちろん長寿のためには、タンパク質も必要です。
植物製のものだけでなく、肉も魚もバランよく食べたほうがいいと思います。
でも
穀物はもっと大切です。
国のバランスガイドも穀物は一番たくさん食べるように進めています。
安心して食べていただきたいです。