これは、小説執筆2ヶ月分の原稿です。
原稿はパソコンで書きますが、プリントしたもので読むというのが私のスタイルです。
だいたいの作家はそうでしょうが……。
ちなみに紙はすべて裏も使っています。

これを見るだけで、執筆に追い立てられていた頃を思い出します。
紙の一枚一枚に、念がこもっているような……。

念と言えば、執筆中に、左目が開かなくなりました。
主人公のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)も左目が不自由な人でした。
つまり、いわゆる乗っかられたのかもしれません。

大河ドラマもそうですが、実在の人物を書いていると、こういう事はたまにあります。
明智光秀を書いていた時は、ご本人らしき人物が現れ、「わしの死に方が気に入らん!」と言われたこともありました。
本能寺の変の後、山の中で村人に竹槍で突かれて死んだと言われておりますが、それがイヤだと。
なので、大河ドラマ『江』では、竹槍で刺された後、明智役の市村正親さんに改めて切腹していただきました(笑)。

ということで、今回は小説の主人公、ラフカディオ・ハーンです。
目医者、脳外科、歯医者(噛み合わせが悪いと目の調子が悪くなるので)、メガネの作り直し、気功治療……。
何をやっても治らず、原稿も書けず、締切りは迫り……!
ついに、弱り果てた編集担当の方が霊能者に相談。
すると、やはり、私についておいでとか。
すぐに、その方のご指示で目黒不動尊の愛染明王にお願いに。


結局、なにが効いたのか、3週間かかってようやく治癒し、続きの原稿に向かったのでした……!