私が脚本を書いた、来月12日スタートの舞台「オトコ・フタリ」の本読み顔合わせが行われることとなり、そのため、出席者全員がコロナの検査を受けることとなりました。

本読みとは、俳優さんたちが、全員で台本の読み合わせをすることで、顔合わせとは、関係者全員が「がんばろう!」と心をひとつに合せるものですが、今回は、さすがに最低限のスタッフのみで、ということでした。

このコロナ禍、関係者は皆、厳しい姿勢で臨んでおり、万一にも感染者を出してはならないという強い思いがひしひしと伝わってきます。

結果は全員が陰性。
無事、本読み顔合わせが行われました。

「オトコ・フタリ」はキャストが三人だけ。
男二人とは、山口祐一郎さん、浦井健治さんを意味しており、保坂知寿さんだけが女性のキャストです。
台本を書いた頃は、コロナが影も形もない頃でした。
狙ったわけではないのですが、この状況の中では、俳優陣が少ないのは、密になりづらく、とてもよかったと、今や関係者方が喜んでくださっています。

本読みは順調に進み、俳優、スタッフ陣は、皆さん、この時期に舞台に臨める喜びにあふれていらっしゃるようでした。
主役の山口さんからは、「こんな時期に、まるで天からギフトをもらったようで嬉しい!」と言っていただけ、さらに台本を絶賛してくださり、書き手としても嬉しい限りでした。

もちろん、喜びばかりでなく、同じくらいの緊張にもさらされており、俳優陣も、本読みの間中、マスクをはずしませんでした。

この舞台、私の好きなコメディ仕立てではあるのですが、でも、深いテーマを盛り込んだ自信作でもあります。

ソーシャルディスタンスを保つため、入場可能な観客は半分のみ、また、超人気俳優たちの舞台ゆえ、チケットを取るのはなかなかに難しいかもしれませんが、よければ是非お越しくださいませ。

こんな時期だからこそ、大いに笑い楽しんでいただきたいと思っています。


詳細は下記より──
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