皆様、いかがお過ごしですか?
大変ですね……としか言いようのない毎日ですが、無事に過ごしておいででしょうか?

私は、以前も書きましたが、物書きであるということは、つまり基本は家が職場であり、やることは同じ。
ただ、原稿を書く日々です。
ただ、もちろん変化はあり、今書いているものが果たして世の中に出るのか、という不安はあります。

同業者と言うべき俳優さんたちはもっと悲惨で、ただ家で自粛の毎日。
仕方がないので断捨離を決行しているという方もいらっしゃいました。


それにしても、私は毎日、怒りを覚えております。
政府の対応についてです。

自粛を求めるなら、生活が困らない安心材料を国民に示してほしい。
10万円の給付も手を上げた人にだけとはなにごとでしょう。
今の政府は、経済のことばかり考えています。
国民の命と生活がかかっている、今、この時に、です。
そもそも、私たちの税金は、政府に預けているものであり、こうした時に使われるべきものです。

しかも自分たちの報酬の二割カットとは、ふざけないでもらいたい。
カットしたところで、彼らには少なくとも4000万円弱の年収があるのです。
暮らす場所を追われ、生活が破綻しかけている人もいます。
皆が不安になっているなかで、自分たちは生活の不安のない中での政策、熱がこもるわけがない。

国民を想う、共感力のなさ。
リーダーの強い意思のなさ。
すべてが露呈しています。

しかし、こうした有り様を放置してきたのは我々国民の責任でもあります。
日本人はおとなしい国民。
「お上」の言うことに黙って従うことに、どこかで慣れています。
でも、おかしいものはおかしい!

なんてことを考える毎日。
でも、一方でよいこともありますね。
とにかく、自分自身と向き合えること。
外に外にと向いていた気持ちが自分自身に戻ってくるような気がします。

これまでやり過ぎたことはないか?
つき合いも、仕事も。
そんなことを考えるチャンスととらえることで、コロナ生活は大いに変わるとも思います。