世の中、新型コロナウイルス一色ですね。
まさか、ここまでの騒ぎになろうとは思いもよりませんでした。

私は、そもそもが家で仕事をする作家稼業なので、毎日外に出て行く必要はありません。
それでも、打ち合わせも延期、講演も延期、聖火ランナーをやる予定だったのですが、これも当然来年に延び、と、やはりそうは言っても影響はかなりあります。

皆さんも、お仕事やプライベートで、かなりのストレスを強いられていらっしゃることと、ご推察します。
ともかく、気持ちを強く持って、乗り切るより他に手立てはありませんね。

ただ、先が見えないというのはやはりなんとも言いがたく、私も今年の12月に予定されている舞台が、まさかこれまた延期や、悪くすると中止になんてならないかなと思いつつ、原稿を書いているところです。

コロナに感染しない方法としては、やはり、気をつけて行動することはもちろんですが、とにかく、栄養をつけ、しっかり睡眠を取り、そして、「笑う」ことだと思います。

笑いというのは、これはもう暮らしに欠かせないものだと思いますが、笑えないこんな時期だからこそ笑って過ごしたいと考えています。
なにより、気分が晴れるし、間違いなく免疫力がアップします。

私は恥ずかしいほどの「笑い症」です。
ちょっとしたことがおかしくて面白くてなりません。

生きていれば、それはもうつらいことは山のように押し寄せてきますが、それでも、クサっていても仕方がないと、日々、笑いながら生きています。
いまや、すべての回路が、笑う方に笑う方にと動いてしまい、笑わずに過ごすことが難しいほどです。

いまだにドリフターズの再放送を見ては大笑いしていた私には、志村けんさんが亡くなったというニュースは皆さん同様、非常に淋しいものがあります。
それでも、志村さんは、お茶の間に笑いを届け続けた方。
道半ば、無念の死だったでしょうが、それでも、一方で、コロナに対する緊張感を人様にお届けする、なんて、最後の素晴らしい幕引きになったと、どこかで満足していらっしゃるような気もします。

一度だけ、テレビ局のカフェでお見かけしたことがありますが、とても寡黙な印象で、少しばかり驚いた憶えがあります。
同時にプロフェッショナルらしい一面でもあるな、と感じました。

ただただ、ご冥福をお祈りしたいと思います──。