ロンドンとイタリア旅行、それを止めたのは娘だった。
ただ一言、「行きたくないんだけど」、だ。
そう言えば、娘はもともとあまり乗り気ではなかった。
というか、娘は究極の出不精、基本的にどこにも行きたくないのだ。
友達と会っても、だいたい間違いなく夜の8時には帰ってくる。
21歳にして、だ。
そして、特に海外が嫌い。
小さい頃からあちこち連れて行っているのだが、もうどこにも行かなくてもいいと言う。
パリが特に嫌いで、もう一生行かなくてもいいと言い放つ。
要するに、外国は危ない、と思っているのだ。
まあ、ねえ、それは日本ほどに安全な国はないわけで……。
「だからこそよ、日本でいいじゃない。北海道にでも行かない?」
まあ、北海道は好きだし、それを言うなら国内どこにでも行きたい。
しかし!
私は還暦、60歳を迎えるのだ。
それには、やはり一番好きなロンドン、そして、未知の国イタリアでしょう。
そもそも、娘はイギリスに2年間留学していた。
そこで、いろいろな国の子たちと共に暮らし学んできた。
なぜに、行きたくないの? 海外。
「ロンドンには行きたいけど、イタリアは嫌よ、やっぱり危ないからね」
まあねえ、いろいろ噂は聞いている。
イタリアはスリだらけ、とか、タクシーに乗るのも危ないよ、とか。
しかし、そんなもの、行ってみなければわからない。
「行ってからわかってもしょうがないでしょう、ママってバカなの?」
しかし、むしろ私が心配だったのは暑さだ。
イタリアの夏は、もうそれはそれはどえらい暑さだと言う。
結局、できるだけの防犯グッズと、暑さ対策グッズを仕入れ、すべてに供えるということで娘の説得に成功。
しかし、「ったく、もう。ついて行くだけよ。私には何もさせないでね」とのたまう。
このあたりで、皆さん、うちの娘を「なんてわがままな女だ!」とお思いでしょう。
はい、私も思います。
しかし、この娘、少々感じやすいことを置くと、実に私と気が合うのです。
あまりに性格が違うからこそなのか、なんなのか。
恐らく、私も人から見ればかなりの変わり者、そんな私を理解し支えてくれるのってやはり家族なのでしょうね。
そんな娘のインスタ、今、イタリア編を上げているらしいので、よかったら是非見てやってください。
ただ一言、「行きたくないんだけど」、だ。
そう言えば、娘はもともとあまり乗り気ではなかった。
というか、娘は究極の出不精、
友達と会っても、だいたい間違いなく夜の8時には帰ってくる。
21歳にして、だ。
そして、特に海外が嫌い。
小さい頃からあちこち連れて行っているのだが、
パリが特に嫌いで、もう一生行かなくてもいいと言い放つ。
要するに、外国は危ない、と思っているのだ。
まあ、ねえ、それは日本ほどに安全な国はないわけで……。
「だからこそよ、日本でいいじゃない。北海道にでも行かない?」
まあ、北海道は好きだし、
しかし!
私は還暦、60歳を迎えるのだ。
それには、やはり一番好きなロンドン、そして、
そもそも、娘はイギリスに2年間留学していた。
そこで、いろいろな国の子たちと共に暮らし学んできた。
なぜに、行きたくないの? 海外。
「ロンドンには行きたいけど、イタリアは嫌よ、
まあねえ、いろいろ噂は聞いている。
イタリアはスリだらけ、とか、タクシーに乗るのも危ないよ、
しかし、そんなもの、行ってみなければわからない。
「行ってからわかってもしょうがないでしょう、
しかし、むしろ私が心配だったのは暑さだ。
イタリアの夏は、もうそれはそれはどえらい暑さだと言う。
結局、できるだけの防犯グッズと、暑さ対策グッズを仕入れ、
しかし、「ったく、もう。ついて行くだけよ。
このあたりで、皆さん、うちの娘を「なんてわがままな女だ!」
はい、私も思います。
しかし、この娘、少々感じやすいことを置くと、
あまりに性格が違うからこそなのか、なんなのか。
恐らく、私も人から見ればかなりの変わり者、
そんな娘のインスタ、今、イタリア編を上げているらしいので、
ご覧になって、「行くのを嫌がった割にはノリノリじゃねえか」
と思うかどうかはわかりません。
なんせ、私は娘のインスタはまるで見ていないので。
わはは。
そして、イタリアの勉強を重ねたところで、いよいよ、
我々は成田に向かったのでした。
つづく
______________________________
NHK文化センター青山教室
生きかた本「女塾」絶賛発売中