先だって、自分らしく生きられないことを、両親など、影響力の強い人の言動が強く影響していることが多いと書きました

もしかしたら、親への恨みつらみを吐き出した人もいるかもしれません。
親に面と向かって言う必要はなく、自分の中で、そうした思いを吐き出し、それを自分自身が受け止めるというやり方でもかなり効果があるものです。

親にもっと愛して欲しかった。
認めてもらいたかった。
あれがだめ、これがだめと追い詰められていまだに影響を受けていることに気づいた人がいたかもしれません。

でも、です。

そうした、「吐き出し」の時が終わって落ち着いたら、次に考えるべきは、それでも、人生とは自分で切り開くものだということです。

うまくいかないことを、誰かのせいや、自分を取り巻く状況のせいにしていては、それこそ自分らしい人生は築けません。

「絶対に誰かのせいにしない」
「何があっても、状況のせいではない」

この二つが自分の中に入ったら、その時こそ、自分らしい人生を生きる力を得られます。
人生をまるごと自分が抱えることができるようになり、力強くなります。

すべては自分に責任があり、すべては自分が決めていく。
これほどすがすがしいことはありません。

いやそれは違う。
どうしても誰かの言い分に従わなくてはならないことがある。
わかります。
特に仕事においては。
でも、それでも、「言いなり」になることと、「自分の意思」でその状況を受け入れるのとでは大きく違います。

誰かの家来になるのではなく、常に自分が自分の人生の「主人」でいることを選ぶのです。

人生が激変すること間違いなし!
生きることが面白くなってきます。


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NHK文化センター青山教室