実は、明日、横浜で講演します。
「不安の医学」と題する講演で、「あがり症と心配性」を海老澤 尚先生が、
私が、「パニック症と共に生きる」というタイトルで話します。
そう、私は20年、パニック障害を患い、その間に、二大死ぬほど苦しい朝ドラと大河、朝の連続テレビ小説「さくら」と大河ドラマ「篤姫」「江」と3本書いているのです。
美容家のIKKOさんや、長嶋一茂さん、KinKi Kidsのお一人などが有名ですし、最近では、アイドルがパニック障害のために仕事を休んだり、作家も多く、宮本輝さんが知られています。
パニック障害ってなに? とお思いのあなたに。
症状としては、ある日突然理由もなく、激しいめまい、動悸、呼吸困難、腹痛、吐き気、発汗などに襲われ、「このまま死んでしまうのではないか」という強い不安や恐怖に押しつぶされそうになります。
100人に一人がかかるとも言われています。
私もわけがわからず救急車で運ばれたこともあり、その恐怖は、もう、本当に「死んでしまう!」と感じるほど。
心の病気ではなく、脳の病気なのですが、どうしても、気持ちの弱い人がかかってしまうと思われがちです。
それゆえ、私も仕事関係の人はもちろん、周囲の人にも明かさずにきました。
皆さんにストレスを与えてしまい、同時に、仕事をなくすことを怖れたのです。
でも、パニック障害にかかった人は、その恐怖ゆえに、学校に行けなくなったり、仕事を辞めたりと、人生そのものがメチャクチャになってしまう人がとても多いのです。
ならば、私の体験が誰かひとりでも救えたらと、ここに来てやって思えるようになり、最近では堂々と、「私、パニック症です」と言えるようになりました。
ただ、私もまだ薬で症状を抑えている状況で、映画やお芝居はいつでも出られる席でしか観ませんし、大音響のコンサートなどでは耳栓を入れます。
私の場合、音が大きいと、パニックを引き起こしてしまうのです。
講演の時も、必ず手の中に安定剤をしのばせています。
ご本人がパニック症でお困りの方もいらっしゃるでしょうし、お知り合いやご家族にいらっしゃるかもしれません。
同僚や部下の方にもいらっしゃるかも。
そういう方は是非お越しください。
私の体験の中に、何か救いを見いだしてくださるかもしれません。
ということで──
日時 2月17(日)
14:30~16:30
場所 はまぎんホール ヴィアマーレ
横浜市西区みなとみらい3-1-1
「桜木町駅」動く歩道利用徒歩5分
みなとみらい線「みなとみらい駅」徒歩7分
入場料 無料
ぜひお越しくださいませ!
______________________________
NHK文化センター青山教室
生きかた本「女塾」絶賛発売中