明けましておめでとうございます。
って、遅いですよね。
でも、なんというか、区切りがつかないので、とりあえず。
皆さん、どんなお正月でしたか?
私は、島根県の実家でひとり暮らす母のもとに、子供二人と帰省しました。
母は、要介護1と診断されているものの、もう一人暮らしも難しくなってきています。
前年は、おせち料理を頼んだはしから忘れ、届いたおせちが三種類!
今回はよくよく話し、おせち爆買いを止めましたが、帰って確かめるまで冷や冷やでした。
結果は、ひとつも届かず、手作りの料理で迎えました。
老いた親をお持ちの方はおおぜいいらっしゃると思います。
私には兄と弟がいるのですが、皆、東京暮らし。そちらに呼ぼうと思うのですが、それでも、どうしても故郷で死にたいとがんばる母を引っ張ってくるわけにもいかず、ひとり残している気持ちはなんとも言えません。
そんな私たちを支えてくださっているのは、母のご近所の方々や、地域の方々。
いつも本当にありがたく、手を合わせる日々です。
でも、そんな現状にもやはり限界が来て、ついに、故郷の施設に入所することを、兄弟で決めました。
つらい選択でしたが、話し合いの末の結論です。
常々、「ボケたらどうしよう」というのが母の口癖ですが、今年のお正月、私に向かって言ったのです。
「ねえ、お姉ちゃん」
亡くなった自分の姉、私の伯母と間違えているのです。
当然のごとく、私の息子と娘は、甥と姪と思い込んでいます。
「違うよ。孫だよ」と言う息子に、「あら、本当だ!」と気づき、「だったらこの人は誰?」と私に向かって言われた時には、「ああ、来るものが来た……!」と覚悟しました。
次に帰れるのは3月初旬。
母の残された日々を、できるだけ幸せで豊かなものにするために、私たちも精一杯のことをしよう、それが年頭の誓いでした。
高津川。一級河川で唯一、ダムが一切ありません。
美しい自慢の川です。
冬の日本海!
______________________________
NHK文化センター青山教室
生きかた本「女塾」絶賛発売中