ドラマ「定年女子」、無事最終回を迎えることができました。
たくさんの方々に愛していただけたこと、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
53歳の主人公・麻子が転んでは立ち上がり、やがて自分らしい道を見つけていく姿を、皆様が見守ってくださったことは、作り手として、本当に嬉しいことでした。
最後は、死生観のようなものを表現したいと思い、「メメント・モリ」(死を思え)という言葉を使ってみました。
これは、麻子の元姑・登美子さんの思いとして語らせ、それが若い世代にも浸透していくという作りになっています。
「メメント・モリ」とはラテン語です。
元々は、戦いに勝った将軍が、凱旋パレードの際に、「今日は勝ったが、明日はわからない。気を抜くな(死を忘れるな)」ということを、気を引き締めるために、おつきの人間に言わせていた言葉だと言われています。
生前葬の会場として選ばれたお寺、とても素敵でしたよね。
あ、実は、あそこに私、映っていたのです。
あのシーンがドラマのクランクアップだったので、顔を出したのですが、そこで、南果歩さんに無理矢理座らされてしまい、なんとそのまま映されることに。
ほんの一瞬ですけど。
落語に笑っているシーンです。
なにはともあれ、終わりました。
ホッとしました。
続編や地上波での放送を期待してくださる方が多いとも聞いております。
本当にありがたく嬉しく思います。
そんな日が来ることを、皆様と共に、祈りたいと思います。
最後は、ドラマのラストで流されたナレーションで締めくくりたいと思います。
Na「定年女子も、老いも若きも、女性たちはこの国の宝。未来はどこまでも大きく開いているのです。……そう、あなたの未来も──」
ありがとうございました!
パーティー
本「女塾」
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