先月、日本が誇る名優、平幹二朗さんがお亡くなりになりました。
私は、ご本人とは、1度だけお目にかかり、ご挨拶をさせていただきました。
その存在感、ゴージャスさに、「おお」となった私ですが、微笑まれた時の優しげな風情にも、感動したのをおぼえています。

でも、特に親しくさせていただいたのは、ご子息で俳優の平岳大さん。
彼とは、かつて事務所が同じで、大河ドラマ「篤姫」「江」でもご一緒した仲。
トークショーでもご一緒したり、当時同じ事務所だった東儀秀樹さんたちと、バッティングセンターへ行ったり、卓球大会をしたりと、忘れられない思い出もたくさんあります。

そういうご縁から、お通夜に出かけていきました。
青山の斎場では、たくさんの報道陣が集まり、車が渋滞するほどでした。
そして、祭壇には、平幹二朗さんの笑顔。
素晴らしい遺影でした。

岳大さんはといえば、健気に喪主をつとめられ、お焼香に訪れる方たちと言葉を交わされていました。
不謹慎かもしれないけれど、少々やつれ、でも、お父様やお母様似の美しいたたずまいを受け継ぐ彼は、目を惹きつける魅力にあふれ、「ああ、俳優さんというのはすごいものだなあ」と感じた次第です。

お焼香を済ませ、彼の前に立つと、こみ上げるものがありました。
「次にお会いするときは、別の場所にしましょうね」と言い、斎場を後にしました。
本当に、また仕事でご一緒できることを祈るばかりです。

身内の死は、はかりしれない悲しみをもたらしますが、それを乗り越えたとき、思わぬほど大きな力を得るものなのだとも思います。
平さんが、さらなる飛躍を遂げられるお姿、見守らせていただきたいと思います。


さて、またまたブログのアップが遅くなったのは、パソコンが壊れたため。
失礼しました。

前回のブログで、小説のサインについて書きましたが、多くのメールをいただき、ありがたい限りです。
色紙、サイン本、お送りしますので、今しばらくお待ちくださいませ。

それと、メールをいただいているアドレスですが、私宛ではなく、スタッフに行きますので、私へのお言葉などは、これまで通り、ブログにいただけるとありがたいです。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

「片付け祭り」のその後は、改めて!(いつまでかかる! すみません……)。