まだまだ、とっても先の事だと
思っていたのに...
家族や両親が高齢になるって言う事は
自分も歳を重ねていくのだから
当然なこと。

でも、少し前までは
そんな風には思っていなかったけれど
気がつけば、自分も周りも
歳を重ねています。

父は昨年の3月に他界して
この3月で一回忌を迎えます。

水頭症の手術をしたり
カテーテルの処置をしたりで
入院もしましたが、
旅が大好きで、外食が

大好きで、
外でご飯を食べたり
旅に行くことを目標に
リハビリを一生懸命頑張っていました。
そしてこのご時世では、
旅に出たり、
食事をしたり自由に出来ない現在、、
 
なんかとってもいいタイミングで
この世を去っていった!?
ような!?気がする父。


母はこの2月で、
86歳になりましたが、
私のピラティスのレッスンを
週に1度受けたり、
オンラインのレッスンも、
毎日欠かさず受けています。

スイミングに行ったり、
英語の歌の教室に通ったり、
パソコン教室に通っていて、
86歳の年代としてはとても元気です。

私は、有難いことに
さほど父や母の介護に手が掛からず
自分の仕事に
邁進することができていますが
周りの仕事仲間や、
お客様のご家族も段々と
高齢になられて、
介護がそれぞれに大変な
状況となっておられたりします。

私は、ありがたいことに
忙しくさせていただいているので
なかなかテレビを見る機会が
ないのですが、
このところ欠かさず見ているのが
TBSの「俺の家の話」


人間国宝だった父親が、
介護が必要な状況の車椅子となり
子供たちでいろんなことが、
問題になりながら
家族で取り組む介護の話です。

脚本は宮藤官九郎さん。
出演者も、長瀬智也、
戸田恵梨香、江口のりこ、
桐谷健太、西田敬之さんと、
面白いキャストが揃っていて、
ゲストには、何度か実際に
お会いしたことのある
田中みな実さんや、
阿部サダヲさん。
 
毎々益々どんどん
楽しいです。

視聴者からは、
こんなことありえないとか、
現実離れしているとか、
介護の世界を知らなさすぎる
といった意見もたくさんあるそうですが、

確かに
現実ではないことも
多いかもしれないけれど
うちの場合も、
父は旅に出るということが決まると
一生懸命リハビリして、
テンションが上がり、
日々がやる気に増していました。
あるお客様が、
ご自身のご自宅で
ご両親の介護をされておられますが、
「介護はイベント」って思って
おられるそうです。
 
大変なこともたくさんあるけど
楽しみながら行っていると
言う方がいらっしゃいます。

それは1つのことを
重大なことに捉えるか、
まぁまぁなってしまったー..って
いうふうに考え方を切り替えれるかの
違いだと思います。

そうは言っても、
現場では、現実には
なかなか難しいことだと
思います。

先ずは介護するご本人が、ご家族が、
心も体も
少しでも良い状態で
取り組むことも大切だし
ガス抜きも大事だし、
切り替えも大事だし、

そういったことを
頭に入れながら向き合うと
少しでも楽になれるんじゃないかなぁと
思います。

今年はコロナ禍で
これから先を
どんなふうに過ごしていくか
1日1日を、何を食べ
どんなふうに体を動かして
どんな気持ちでいるかって言う
生き方が、とても問われる時代に
なってきたような気がします。

介護する側も、される側も
自分の体を少しでも
良い状態にしておくっていうことが
今後は更に、
とても大切なことだと思います。