普段マリインスキー劇場にいる私、



ロシアバレエの中で生きている私…



そのわたしが目の当たりにしている現状を
包くさずに話そうと思います。



まずロシアバレエとは、
特に体のラインが細く長く美しくなければいけないので、
世界中のバレエ界の中でも本当に細い人達が集まる場所なんではないか、と私は思っています。


ぶっちゃけた話をすれば…

拒食症の一歩手前まで…必要以上に体を絞っている人達が中には何人もいます。


特にロシアバレエのように細長い体を常にキープしなければいけないという状況のせいで、無意識下で
痩せてなければいけない」と思ってしまう脳になってしまうこと、
そのように痩せる事が職業病になってしまうのは私も本当に本当に理解できます。



ダンサー内で" どれだけ細くいられるか "皆言葉にはしませんが
細い子同士でライバル意識を持ってどんどん痩せていってしまう子たちが居るのが現状です。


痩せれば痩せる分確実に脚も長く見えるし、
舞台に出てきた時の可憐さが増したり、と痩せたことで得もあります。
でもその痩せる過程、太らないための普段からの食事、など、
本当に身体に悪い食事法・痩せ方をしている人が見ていてほとんどです。


限られたカロリー制限の中で満足するために
甘いもの・糖質を摂る、という人が多過ぎるんです。

お肉や魚やチーズ(タンパク質)を食べないで、その分ケーキや甘いもの、つまり糖質をとる、という人達が。


正直本当にそんな状態の人たちは見ていると心配になってしまうので見てられないレベルなんです…
だって、そんな食事で死ぬほど動くので、身体の中にあるタンパク質がどんどん分解されていくわけですから…

でもみなプロなので自己管理の世界です、私は口出しする立場ではないんです。
ですので私が「それは良くないよ」とお節介に声をかけることもありません…(言いたくても…)


私が栄養学の知識を身につけ
周りを見て、これは正しくない食事法、と判断できるようになったのは、うつ消しごはんという栄養学の本を読んでからです。

更に私自身その本のおかげで、今現在もコンディションをどんどん良い方向に持ってこられています。
だからこのうつ消しご飯との出逢いに本当に感謝しています。


藤川徳美先生の本をいくつか読み、
どんな身体が健康体なのかをちゃんと知ってからは
痩せすぎている人、また逆に太ってしまう人の
食生活がどうしても目に入ってしまうようになりました。


そして藤川理論を基準にバレエダンサーの食事生活を見ていると
どれだけ不健康な痩せ方、食事の仕方をしているのかは一目瞭然です。


私はマリインスキー劇場にいる人達しか実際に目にしていないですし、彼ら以外の人達のことは何も知りませんが、
でも少なからず、マリインスキー劇場では特にバレエダンサーの中でもバレリーナ、女性の方達の「不健康な食事内容」をいつも目の当たりにしています。


健康体じゃないので心が完全に健康じゃない人が沢山いるのも
見ていてよく分かります。
(でもバレエでのスキルは本当に本当にみなさん凄いんですよ。)


そんな人達が周りに常にいる中で私は生きてるので
これからバレリーナになる、なりたいと思っている方、
またはバレリーナの方達には是非この
藤川徳美先生の本を読んでバレエ学だけではなく、
栄養学も知って欲しい、と心の奥底から願い、思っているんです。



健康に痩せたい、体型をキープしたいと思っているダンサーの方は是非藤川徳美先生の本に目を通してみると良いと思います爆笑