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今までで一番小さなフルートの生徒さんは小1でした。
小さくてもフルートは吹けますが、扱いがどうしても危なっかしいところもあり、ハンドメイドのものをお勧めするにはちょっと躊躇してしまったりします。

上記は小さな生徒さんが吹くためのU字管というフルートの頭部管です。目安としては140センチ前後になってきたかな(154cmの私との身長差がそこまでなくなってきたかな…)と感じたり、体つきがしっかりしてきたあたりで試しに普通の頭部管にしてみようか?と試してみて、本人と確認しながら徐々に移行しています。
もっと小さくても普通の頭部管は使えるかもしれませんが、肩や体に負担がかかったり、重いものを支えるのを億劫に感じたり体が疲れやすくなって練習量が減るのがデメリットに感じています。
小さい場合はストレスフリーが続けるポイントです。

将来音楽のプロに、とか、そういうタイプのお子さんだと少し異なりますが勉強も頑張るけれどフルートも上手くなりたい!いろんな可能性の一つである場合は、こういったスタートが現時点でのベストなのではと思います。

成長期次第なので、いつまでU字管というのも決まっていませんが、例えば自宅にある使われていない楽器ではお子さんにはまだ早いという場合はU字管単体を購入してU字管の頭部管のジョイント部分をお持ちのものにサイズを合わせてもらえば使うことができます。

たまに「小学生  フルート」と検索されて私のブログにいらっしゃる方がいるようですが、何も書いてなかったかなと思いまして。

あくまで現時点で、ですが、頭部管がまだ普通のものでは確実に難しい場合、最安値で尚且つ、ある程度の上達まで可能かなと感じるのはヤマハのYFL211のU字管と普通の頭部管のついたワンセットでしょうか。色んな楽器店で扱っているので手に入れやすいこととコスパ面で。
他にもU字管や幼児用、子供用をつくっているメーカーもありますが、今のところ出会うところがなく、いろいろ試しにいきたいなとは思っていますが他のメーカーとの対比が出来るといいなと思ってそのままだったり。

そして、このモデルは工場での機械生産なんですが、個体差があります。
この程度だったらどれを買っても同じと考える方もいらっしゃるでしょうし、確かに音色の個性が分かれるほどの大きい個体差まではないのですが、何回も試奏、選定する度に、同じフルートとは出会えないと思っています。吹奏感、キィの動き、バランス、高音から低音まで初心者でもあたるか、上手くなってから綺麗な音がある程度出そうか、ジョイント部分のキツイゆるいの差、楽器のガタつきなどなど…。

離島にお住まいとか、楽器店へ行くのに片道24時間以上かかる、とかそういう場合でなければ、単純にネットでポチりとせずに、フルートの吹ける方(可能なら指導者)にチョイスして頂くのがベターです。


ここに書いていることは正確なデータがあるわけではなく、私の経験と主観、生徒さんを見て、という感じですので、今お世話になっている先生がいらしたらその方の指導を必ず仰いでくださいね。


失礼かもしれませんが、ネットでポチッとした楽器で失敗された方も実際に会ったことがあります。定価より安くて新品だし、とりあえずいつまでやるか分からないから安い楽器で始めてみて、それから考えようという場合、安かろう悪かろうという言葉を思い出していただければと。


ここに書いたからと言って私の得にはなりませんが、小さいお子さんはYFL211以上のものをお勧めしたいと思います。

U字管が必要ない初心者さんや中学校でフルート吹いているけれど、良いものが欲しい!もっと上手くなりたい!と思う場合は勿論予算とご相談ですが、機械生産のものよりハンドメイドがお勧めです。ガタつきも少なく、吹奏感が全く違います。指導者さんにご相談が良いと思われます。


そしてネット上の情報、例えばyahoo知恵袋のような色んな人が書き込む場や最もそうに書かれたレポートみたいなものを鵜呑みにするのは危険です。このブログも私の主観ですが、あくまで色んなバックグラウンドを持った人の主観ですから。

弘法筆を選ばずみたいな内容もネットに書いてあると見聞きしますが、弘法になるまでは筆を選ぶと思いますよ。書道も中学校までやっていましたが、墨はその道のお店から、筆も先生に確認して頂いて購入していたと記憶しています。書きやすいし、書けばかくほど上手くなるので楽しかったです。良い道具は自分を引き上げてくれますから。安い筆はコシもなければ加減をしても無反応。さらには始筆も終筆もまとまってくれず、書きづらくて学習者には思うように書けないと身をもって感じたのを思い出します。結局書家にもならず、音楽を選択したわけですが、ビギナーでも使える良い道具を両親が用意してくれたことに感謝感謝です。高校受験の内申にも一役か二役くらいかってくれるくらいの実力にもなりましたから。
今は殆ど筆は使わないですが、芳名帳とかご祝儀袋などではあまり苦労しませんね。
結婚式の宛名や座席表もプロには勿論負けますが、自分で筆ペンで書いてみました。習わせてくれた両親への感謝と結婚式の費用を勘案した結果ですが(^◇^)
良い道具で指導を受けて身につけたものは一生モノですね。芸は身を助く。
ただ、結婚してからまだ書の指導は受けていないので、短期で名前のレッスンだけでも楷書と行書で受けたいなと思っています。

あぁ、また脱線してしまった…。


本当に客観性があるのか、信頼に値するのかを判断するのはご自身ですから、どうか慎重に。ネットリテラシー的な部分もありますね。

あ、「幼稚園 フルート」とか「5歳 フルート」とかそういった検索結果もありますが、できるかどうかを確かめるのにビンを吹いたりペットボトルを吹いて面白がっているようでしたら、お近くの音楽教室に相談されてみてもいいかと思います。すぐ諦めちゃうようでしたら、フルートも最初すぐに音が出るとは限りませんので。まれにすぐに音の出るお子さんもいますが…。

フルートで音楽を奏でるレッスンにすぐいけるかはお子さんと先生のお考え次第ですが、リコーダーなどの吹ける楽器やピアノ、ソルフェージュ、歌のレッスンを通してフルートの準備をすることは可能かと。


ここ1年くらいの私のブログへの検索結果、お聞きいただいた質問に対する2016年1月時点での私なりのアンサーです。鵜呑みにせず、一意見として捉えていただけたらと思います。