日本は狭くて広いです≪正月編≫ | ミニカーで日本一周☆~朝倉くみこ出会い・発見・味わいの旅~→→→からの!ヨット旅☆→→→からの!移住計画☆

日本は狭くて広いです≪正月編≫

今回の旅を通じて感じた日本は
狭くて広い
相反する言葉ですが、地球規模で見ると、とっても小さくて狭い日本ですが、縦長な国土は1つの国でも食も言葉も違いがあって、小さい国土の中に広い国のような地域の違いが感じられました。


狭くて広い日本の事情1は≪正月編≫です。


正月に関して特に奄美大島以南は、私が知っていた日本の正月とはだいぶ異なった正月を送っていました。


日本のお正月と言えば『お雑煮』+『おせち』だと思っていたのですが、私がお正月を過ごした奄美大島では、
三献(サンゴン)』を食べました。

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三献とは、お刺身、赤碗、黒碗の3つから成る献立と言う意味らしく、

一の膳は黒碗。これはお雑煮に近くて、お餅、海老、昆布、茹で卵、シイタケ、お魚などが入っている、かなり具だくさんのお吸い物です。

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二の膳はお刺身。お刺身の種類は特に決まっていないようです。

三の膳は赤碗。こちらは冬瓜がメインのお吸い物です。

この3つの膳を順番にいただきます。

この後に塩昆布サキイカもいただきます。

奥のお皿はおせちのような物ですが、本州のように御重に入れては出てこないようです。やはり暑い地域では保存食的なおせちは不向きなのかもしれませんね。
ついでに筑前煮のポジションは豚の煮込みです。昆布やつわぶきと煮ます。豚肉の使用頻度の高さが沖縄級です。
どれもめちゃめちゃ美味しいです(*^_^*)本州で食べないのが残念
(ノ_・。)


ついでに、沖縄ではお正月(っと言うか祝の席)には『中身汁(なかみじる)』を食べます。(飲みますと言うのかな?)

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写真は中城で泊めていただいたお家で作った中身汁。
中身は豚モツ、コンニャク、椎茸、こちらでは豚の三枚肉も入れています!中身汁はかなり煮込むので時間がかかる汁で、とっても美味しいですが、本州では食べたことがありませんでした。



旅の途中あちこちでお正月に食べる物を聞いていましたが、お餅の形は西の丸餅、東の角餅と違いますが、基本的にはお吸い物か醤油ベースの地域が多い中、鳥取・島根のあたりでは正月にお雑煮ではなくおしるこを飲む地域があったり、京都周辺では白味噌ベースのお雑煮を食べていたり、香川に至っては白味噌ベース+餡子入りの餅と言う結構驚きのお雑煮の話を聞くことができました。


正月1つでも全国津々浦々ですね☆
香川の餡子餅白味噌雑煮も是非食べてみたいものです
(*゚ー゚*)


もう1つ驚きだったのは、基本的にはお雑煮ではなく中身汁を食べる沖縄県ですが、東の外れにある大東島ではお雑煮を食べるようです。
八丈島から船で入って来た人たちが大東島を開拓したからのようです。


おまけですが、北海道ではおせちを12月31日に食べ出す家が多いようです。1月1日は31日の食べ残しを寄せ集めて食べる。
これも地域の違いですかね?きっと北海道の人は31日は正月の為の雪掻きに追われているので、ご飯を作る暇がないのかもしれませんねw

小さい国ですが、正月1つでも色々あって面白いですね♪
( ´艸`)