入院中の手術後30日が経過した頃、家族同伴で、主治医より病理検査の結果の説明を受けた。


    「子宮体癌、類内膜腺癌」

    「ステージ Ⅱb」

    「文化度  グレードⅢ」

    「再発・転移  中リスク」

    と言う言葉をキーワードに説明されていった。

    悪性腫瘍は体部と頸部に⒊5㎝〜⒊8㎝のものがあった。

    それらは同一のタイプのものだが繋がっていないので、体部から頸部に転移したものと診ている。

    そして転移は子宮内部にとどまっていて、いずれも4㎝以内なのでステージⅡbと判断される。

    腫瘍のタイプは、細胞の文化度から観て悪性度の高いものである。

    これらの事を詳しく解りやすく説明された。



    「転移が子宮内部だけ」って聞いた時は、 ホっ とした。

    でもでも

    待てよ!?

    じゃあ、リンパ節までごそっと全部取らなくても良かったんじゃないの?

    っていう“欲”なのか何なのかがフツフツと湧いてきた。

    なんだか複雑な気持ちになっちゃって…

    その先の主治医の説明に集中できていないように思っていたら…

「悪性度が高い」って言う言葉に心が強く反応して

         がっかり!

    「中リスク」の言葉に

    また    がっかり!    して…



    耳に入って欲しくない情報を得てしまった〜!


と思い


    気持ちが乱れてくるのを感じていた。



    そして


    一通り説明を終えた主治医は、

今後についてお話しをされた。


    「よって、追加治療が必要である」


    その言葉にも、わたしは大きく反応した。


      「手術で悪いものを取ったら治るんじゃないの〜!」

       「ヤダ!ヤダ!そんなのイヤだ〜」


    でも

    声に出しては言えないわたし。



    抗がん剤か放射線治療が必要らしく、

    ドクター達の判断では、

    放射線治療は膀胱への影響も大きいので勧められず、抗がん剤治療を勧めるということだった。


    そして抗がん剤治療について、詳しく説明が進められた。

    抗がん剤の種類や、副作用についてなど。

アルコールに強いか弱いかでも投与の種類が変わるそうだ。

また金属アレルギーがあるか?どの程度かなどでも種類を選ぶそうだ。




    わたしは質問した。

    「抗がん剤治療したら再発や転移はしないのか?」


主治医は

    「抗がん剤治療をしたらそれらを防げるとは言えない」

    要するに

    「追加治療をしてもしなくても、再発や転移はするかもしれないし、しないかもしれない」


    という返答だった。



    その時のわたしは追加治療について、

どうしても積極的にはなれず、

「少し考えたい」という気持ちを主治医に伝えた。



    頭と心がグルグル・モヤモヤ・ざわざわ・・・


    なんだか言葉に表現出来ない複雑な気持ちで、説明室から退室したのを思い出している。


    
    その時主治医は既に、数日後には抗がん剤治療を始める段取りをしていたのだった。


    どおりで、

    その日には体重を測定したし、胸部レントゲンの撮影の予約表を渡されたりした訳だ。


病室に戻った所で気が付いた。




    それから土日の2日間、夫は他に再発防止方がないかの検索をしてくれたり、わたしも手元にある本を読んだりして考えた。



    結果


    抗がん剤治療は直ぐには始めずに、

まず今は、

    尿道留置カテーテルが入ったままで、

膣の縫合部分が塞がるのを待っている

この現状や排便のトラブル、

左脚の痺れと感覚神経の支障など、

とにかくこれらの合併症だけで精一杯だ

という自分の気持ちを伝えて、

追加治療を延期してもらう方向にしてもらった。





    長くなりましたが、読んでくださりありがとうございます。