まるちゃんの保育園生活は
思い出すだけで胸が苦しくなります。

きっと神様があまりにも嫌だったことは
記憶から消してくれてるかもしれませんが覚えている範囲で綴っております。

自閉症スペクトラムと発達障害児です。

卒園式の前日は眠れませんでした。
胸騒ぎがして 笑

98%くらいのお母さんたちは
卒園式は感動したり我が子の成長を
感じてハンカチで涙を押さえると思います。

まるちゃん母は違う涙でした。
保護者が後ろの席で座って待っていると
園児たちが入場してきました。

やはり…まるちゃんの姿はありませんでした。
それはもちろん想定内のことなので
後ろの出口に近いところに座っていました。
5分ほどして先生が呼びにきて
教室で一人怒っているまるちゃんがいました。
先生も式に出ないといけないので
まるちゃんと私は教室でずっと
無言で2人過ごしました。
最後1年間過ごした教室は広かった。
うーうームキーと唸っているまるちゃんは
声かけても落ち着くことはないので
気持ちが落ち着くまで待ちました。

最後の最後まで参加できることがなかった
まるちゃんに
入学への不安や
なんでまるちゃんだけみんなができることが
できないんだろう…って悲しくて
涙が出てきました。
誰が悪いわけでもない、みんなと一緒じゃなくていいって
頭ではわかっていても
心のどこかでもしかしたら参加できるかもしれない。
歌だけでも歌えるかもしれない。って
希望があったんだと思います。

少しづつ気持ちも落ち着いてきて
今度はフラフラと玄関行ったり
違うクラスの教室へ行ったり。

私とまるちゃんいったい何しに来たんだろう。
3月でもとても寒い日で
私は震えが止まりませんでした。

たまたま卒園式会場のドアが開いていて
通りかかった時
まるちゃんの大好きな先生が
呼んでくれて、最後のDVDをみんなが
見ているときに入ることができました。

私は外から様子を眺めていましたが
DVDが終わって退場する時
一緒に退場することができ
園長先生の前を通った時
卒園証書をもらうことができました。

1分ほどの卒園式。
今でも目に焼き付いています。

次は入学式。
考えるだけで頭が痛くなりました。

それでも…
卒園おめでとう。まるちゃん。